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season3 7話 ポケモン×この世界の片隅にクロスオーバー(ポケモンAYG)

7.『復活のパモさん』


 歴史の授業を受けるヨーコ(昔話)。その後、エントランスにてレホール先生から続きを聞く。

「この話、作り話だと思うか?」
「いいえ全く」

 林間学校の経験から首を横に振るヨーコ。
 本当だと確定したら教えてやるとレホール先生から言われうなずくヨーコ。



 次の言語学の授業の後(ピカチュウのリスニング2)生物室を通りかかる。セイジ先生がジニア先生といる。

「セイジ先生! ジニア先生!」
「ヨーコさん、どおもどおも」
「オー! 親愛なるヨーコ! この前のパモさん、お陰さまでこの通りよ!」

 パモさん、床の隙間の汚れwatch。

「あ、パモさん! ハッサク先生も言うとったけど良かった! でもおとなしいんですかね? 喋らんしあんま動かん……」
「んー……、そうね。元気なったけど、ちょっとおとなしい性格かも?」

 ぴっかりさんも出てきてほっぺを合わせる。その時も少し動くだけ。

「ミモザ先生にも診てもらって、体調的には良好ですねえ。ケガや病気など、異常はないはずですよ」

 その間も黙ったまんまのパモさん。

「そう。だけど、この子鳴かなくてねー。ジニア先生でもサッパリなんだわな」
「ふーむ」

 首をひねるヨーコ。詫びるジニア先生。

「お力になれず……」
「ネバーマインド! 気にしないで!」

 ジニア先生に笑うセイジ先生。

「アカデミーの監視カメラに映ってたんだけど……、この子、野生のポケモンに襲われてアカデミーに逃げ込んだみたいよ」
「ほうですか……」
「そのときの記憶がとってもイヤで、今は……、喋りたくないのかもな?」
「……わかります。すごく。うちもそれであんまし喋れんかった時、しばらくあったし」

 重々しくうなずくヨーコ。やっぱり黙ってるパモさん。

「──うん! だったら無口でも全然OK問題ナッシン! 話したい気持ちになるまで、果報は寝まくり、ウェイトしちまいましょう!
 ……言葉をたくさん知ってても、心がわからない時、世の中たくさんあります。でもワシはへこたれず、わかりあえるの待ちますとも!」

 大きくうなずくヨーコ。ふとスグリが頭をよぎる。
 ジニア先生と戻りながら家族のことや林間学校での出来事を色々と話す。
 優しく語りかけてくれるジニア先生。改めて元気が出るヨーコ。

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