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Kei
2024年7月28日 06:53
ソレを積乱雲と呼ぶことを知ったのは幾つだったかしら。いえ、どう考えても、アレは入道雲なのです。小さい頃から、空を見上げることの好きな私はある日、むくむくと空に湧き上った巨大なアレが父に見え畏怖したものだ。父の雲は・・年々、小型化している。畏怖せしめよ、父!私の入道雲よ、父!怖かった。でも愛して愛して、愛されたいと願って来た。嗚呼、その大きな父たる雲を、今、焦がれてやま
2024年7月26日 06:28
父は半身麻痺だが喋れる。三年半前、脳出血で搬送され手術。脳の損傷部位は広範囲にて、命の危機に瀕した。高次脳機能障害という耳慣れぬ後遺症を担当医から知らされ、書物とネットで、知識を仕入れた。感情の高揚、記憶の欠落、特に前者は、病になる前からの父の性格でもあり、その違いが区別出来ず、時に迷い、わたしが落ち込む羽目となった。ようやく、諸症状を理解把握し、父本来の気性を知るわたししか出来
2024年7月5日 07:26
お母さん、お誕生日おめでとう!ぇっと・・何歳になったんだっけ?”「38歳よ。わたしは、38歳から年を取らないの。」遠い昔の記憶、母の名言。洋装も和装も似合った母の並外れた美貌。小中学校の保護者会、校長先生筆頭に男性教師達が色めき立ち母を観に来ていたと、後に知る。そんな騒動を・・我が兄は恥じ入っていたのだった。昨日ホームで見た母の明朗さ、思いがけず観た闊達さー