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乗れる気がする。vol.2

パニック障害と聞いて、真っ先に思いつくのは「芸能人」ではないでしょうか?

過労の代名詞と言えるようなエンタメの世界では人気が出てしまうと寝る時間もなく大忙し。今自分がどこにいるかもわからないほどだと。
パニック障害にならないためには、日々心も体も整える時間が必要なんです。
今例として芸能人を挙げましたが、当然芸能人だけではなく、見えていなくても皆さんの周りにも必いるはず。
パニック障害は100人いれば、4~5人は経験すると言われています。

この「パニック障害」の認知度はまだまだ低く、世間的には自律神経失調症などの精神疾患は、つまり社会不適合者ってやつでしょ? という言葉で片づけられ、「単にやる気がないだけ」「そんなの気持ちの持ちようだ」という風に、どこかバカにされているような受けとられ方をされるケースが多いのも事実です。もっと目に見える形で症状が表面に出れば、そんな心ない言葉をかけることはないと思いますが、結局は外見では判断がつかないため、周りの理解を得るのが難しいのです。

また、パニック障害を経験しても、すぐに回復する人もいますし、長い人では何十年も症状に悩まされる人がいます。それは初めて発作を経験してからの過ごし方にあります。芸能人の方がパニック障害を発症しても、割りとすぐに復活し戻ってくる理由としては、おそらく芸能界で働く人にとっては昔からよく知られるもので、「対処法を熟知している専門医」がいたり、その界隈では珍しくないことから「周りの理解を得られやすい」という環境が挙げられるのではないかと思います。

かく言う一般人の私は、パニック障害と診断を受けても、「なにそれ? しかも、なんで私が?」が先行し、それを受け入れられず、こんな病気に負けてたまるか!気合いで吹き飛ばしてやる!と、パニック障害を敵対視してしまい、回復に大きな遅れをとりました。

そして、パニック障害で一番恐ろしいのは、一度経験してしまった強烈なパニック発作によって生じる「予期不安」。これが何よりも回復を妨げる最強にして最大の要因なのです。

「予期不安」にはついては、次回お話します。

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