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【進捗確認ミーティング】課題解決は誰のため?

1月15日(月)、17日(水)20:00~21:00 

新年最初の集まりとして、進捗確認ミーティングを行いました。
現在進めている課題解決の状況報告や相互の取組について、意見交換を行うことができました。
17日(水)には、ビジネスのコンサルタントである瀬渡さんにも参加していただき、プロジェクトの進め方について助言をもらいながら進めました。



意見交流、質疑応答


・ペルソナの位置付けは、一人に決めるのか?
  〇一個人に決める必要はない。
  〇解決が必要な課題をもっている対象をペルソナに設定するとよい。
  〇対象となる母集団がどんな特徴があり、どんな課題をもっていて、ど
   んな姿になってほしいのかイメージするためのペルソナ。

・今考えている解決策が、最終的なアクションとして適切なのか?
  〇ペルソナが抱えている課題をヒアリングするとよい。
  〇なぜそもそもその問題をもっているのか、根本的な原因が明らかにな
   らないと解決策を考えることが難しい。
  〇マインドだけでなく、労働時間や作業量、仕事の割り振りなど具体的
   に課題をヒアリングし、整理するとよい。

・解決策は何度も考え直した方がよいのか?解決策がぼんやりしていると感じる。
  〇解決すべき課題をシャープにイメージするのが一番重要。
  〇課題がぼんやりしていると解決策も定まらない。民間企業でも同じ。
  〇課題と解決策を行ったり来たりして考え直すのはよい。

・解決策の規模が大きく、最終発表までに実施できなそう。
  〇実施までの企画案などの発表でもよい。
  〇解決策としての取組内容やその取組の背景にある思いなどを共有し、   
   フィードバックをもらう形だとよさそう。

・探究について、管理職の説得が必要。
  〇生徒からの意見をどう上げていくか。
  〇誰から話していったらよいか。(ステークホルダーの分析)
  〇どんな話し方をするか。(交渉の仕方)

最終発表に向けて意見交流する中で、「何が解決策になるのだろう?」「形にできない!」と感じていらっしゃる方が多かったように感じます。

課題解決の難しさ

学校における課題解決は、企業のものとは少し異なるという話もありました。なぜなら、
・教育サービスを享受するのは生徒
・その教育を受ける決定をするのは保護者
・どんな教育を行っていくの決めるのは学校
といったように、関与する人が複数いて、一方向の関係ではないからだそうです。

具体化が命

そのときに大切になるのが、「誰の課題を解決したいのかということ」ということ。また、課題をもっているのは誰なのか、どんな人なのか、どんな解決を願っているのか、明確にすることがとても重要なのです。
例えば、ビジョンに掲げた「誰もが入学したい学校」の『誰もが』というのは誰なのか。日本の偏差値教育に違和感を持っている人の『誰も』と偏差値教育に価値があると思っている人の『誰も』は、大きく異なります。
課題設定の段階で「具体化」することが極めて重要であるというお話でした。

また、ビジョンに関しても、「誰が?」「どんな姿?様子?」「何がどうなっているのが理想?」など、さらに具体的に言語化していくことが必要であり、それが明確になればなるほど、「では、現状そうなっていないのはなぜなのか?」という現象とその背後にある原因が一つの線で結びついていくのです。それが、ペルソナとソリューションがしっかり結びついていることになります。

難しく考えずに、課題がある中で、「めちゃくちゃ幸せにしたい人は誰なのか。」を考えること、そしてその人の顔が浮かぶことが大切であるという話もありました。その人の現状が1だったのならば、10になるためにはどうしたらよいかと考えていくことが、ソリューションになるはずです。

このようにビジョンや課題を具体的するためには、「言語化」することが一番の地下道です。今回のワークやメンタリングを通して、更にブラッシュアップされたプロジェクトになることと思います。


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