美味しいつけ麺が食べたい。

よく行くつけ麺専門店がある。

濃厚な魚介つけダレがとても美味しい。
大盛・特盛への増量が無料で、
コスパ最高なのもありがたい。

そんなつけ麺専門店に異変が起きていた。

いつものように濃厚魚介つけ麺・特盛を注文した。
相変わらずのボリューム。
美味しそうだ。

一口に勢いよく啜る。

ズズズッ‥‥

！？

何だこれ？
めちゃめちゃ濃い！！

ちょっといやかなりスープの味が濃ゆい！！
何事！？
なんでこんなに味濃ゆいの？
濃厚が売りとはいえ、
前はここまで濃ゆくなかったよね？

なぜ今日に限ってこんなに濃ゆいんだ。

ちょっと考えてみよう。

いわゆるタレが濃ゆい
タレを割るためのスープが濃ゆい
店員さんの配合ミス

店員さんのミスなら今日だけが特別濃ゆいだけで、
次回からは普段のつけダレに戻るだろう。

だがそもそもの素材の濃度を変えたのだとしたら、
今後永遠にこの激濃つけダレを食べることになる。

それは無理だ。
こんな濃い物を食べ続けることは僕には出来ない。

一大事だ。
僕の数少ないお気に入りのお店が減ってしまう。

麺を啜りながらそのような事を考えていた。

考え事をしながら完食した。

取り敢えず完食した。

それから数日後、
僕は再度つけダレの濃さを確かめるために、
つけ麺を食べに行った。

普通に美味しいかった。
普通の濃厚つけ麺に戻っていた。
特盛も余裕で食べることが出来た。(前回も食べた)

結局理由は分からないがとにかく元に戻った。

良かった。
このつけ麺なら食べられる。
これからも食べに行こうと思った。

最後まで読んで頂きありがとうございました。