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大学院生活を振り返る#2 はじめての論文執筆

 こんにちは!Alみかんです。今回は引き続き私の大学院生活について書いていきたいと思います!

 前回の記事(https://note.com/tasty_lilac233/n/n787fb563bd56)では、はじめての学会発表から夏のインターンまでを振り返りました。
今回はM1の秋頃にした論文投稿について振り返りたいと思います。

 前回の記事から時間が空いてしまいましたが、読んでいただけると幸いです。それでは!

はじめての論文執筆

 学会発表やインターンで多忙だった8~9月が終わり、年末から始まる就活に向けて少しのんびりしようと考えていた10月某日、指導教員から「学会で発表した内容を論文にまとめて投稿しよう。」と提案されました。

 提案された当初は「論文って全文英語で書かれてるあれでしょ?!それを全部、自分一人で書くとか無理でしょ。」と思っていました。しかし、私は日本学生支援機構の奨学金を借りていたこともあり、返還免除への業績が欲しかったこともあり、論文執筆を決意しました。(今後の記事で奨学金返還免除についてまとめたいと思います。)

論文執筆開始!!

 論文を書くにあたってはじめに取り組んだことは図面の作成でした。M2の時点で2本の論文を投稿していた先輩から図の作り方を教わり、黙々と図を作っていました。しかし、この図の作成が実に大変でした。
論文は投稿すると多くの人の目に留まるだけではなく、半永久的に投稿サイトに残ります。そのため、軸や目盛り、軸ラベルなどがきっちり揃った綺麗な図が求められます。私は細かい作業が苦手なため、めちゃくちゃ時間がかかりました…

 図面が完成し、ほっとしたのも束の間。次は日本語での草案作りでした。その時私は愚かにも「最初から英語で書くわけじゃないんや、文章を書くのは割と自信あるし、まぁサクッと終わるやろな」ぐらいに思ってました。日本語での草案執筆を始めて2日ぐらいで第1稿を仕上げ、「なんだこんなもんか、やっぱりたいしたことねーじゃん。」と思いながら、先輩に添削をお願いすると見事なまでに真っ赤な草案が帰ってきました…
こんなに直される?って思いながら第2稿を書き、また先輩に添削してもらうこと1週間…
大学に日が変わるぐらいまで居て、草案を書いていた日もありました。ようやく6回目の添削で英語に翻訳していいと言われて、ほっとしたのを覚えています。

 ここから草案を英語翻訳していくのですが、ここで文明の利器「DeepL翻訳」に大変お世話になりました。DeepL翻訳便利すぎますね、ホント
自分の草案をDeepLで翻訳しながら、論文に不向きな表現、うちの研究室で使用している専門用語の書き方など修正を加えつつ、短期間で英語版の草案を完成させました。この草案を教授に送り、添削してもらいました。
やっぱり、大学の教授って凄いですね。私の書いた草案はほぼ跡形もなくなっていました…

 教授とのラリーが何回か続き、ようやく投稿にまでこぎつけました。ようやく大変だった執筆作業から解放される…と思っていましたがそんなに現実は甘くありませんでした…

投稿するもリジェクト…

 もちろん、私も一発アクセプトなんてことは絶対なくリビジョンだとは思ってましたが、結果はまさかのリジェクトでした…

 ここで簡単に論文投稿時のアクセプト・リビジョン・リジェクトについて簡単に説明します。
アクセプト・・・出した論文が認められて学術誌に掲載されること。お前の論文なかなか良いじゃん。俺の学術誌に載せてやるよみたいな感じ。
リビジョン・・・出した論文の内容の一部に修正が必要な場合。指示にしたがって修正したとしても必ずアクセプトされるとは限らない。お前の論文、悪くはないけど、ビミョいからここ直してくれない?みたいな感じ。
リジェクト・・・出した論文が認められず、掲載を却下されてしまうこと。お前の論文ダメダメじゃん、出直してこいみたいな感じ。

 というわけで記念すべき初論文はリジェクトされてしまいましたが、その後、データを追加して内容を再構成し、別の学術誌に投稿した結果、アクセプトまで漕ぎ着けることができました。(アクセプトされたのは結局、次の年の6月でした。)

論文執筆を通して感じたこと

 当たり前のことですが、論文執筆はかなりハードでした。しかし、図面の作成から草案作り、投稿した論文の修正を経て自分の論文がアクセプトされた時の達成感はたまりませんでした。
 修士課程で論文を書くことは滅多にない機会だったので、教授には非常に良い体験をさせていただきました。個人的には論文を執筆することで文章力が付いたのはもちろんですが、奨学金返還免除にも関わる業績づくりとして非常に重要なファクターであると考えています。
 もし、読者の方で奨学金返還免除を狙って業績を作りたいと考えている方はぜひ論文執筆にチャレンジしてみてください!

 それでは今回の記事はここいらで終わろうと思います。今回も記事を読んでいただきありがとうございました。また次回もお楽しみに!

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