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大学院生活を振り返る♯1 大学院入学からはじめての学会発表まで

こんにちは!Alみかんです!
記念すべき初回の記事では私の大学院生活を振り返ってみたいと思います。

つらかったけど、楽しかった院生時代

新年度が始まり、長かった学生生活の終わりとともに新社会人になったAlみかんです。
私の院生時代を振り返ると、良し悪し関係なく色々な経験を積むことができました。
今回の記事では大学院入学からはじめての学会発表までを振り返ってみたいと思います!

そもそもどんな研究をしていたの?

本題に入る前に私が大学院で行っていた研究の概要について簡単にまとめてみます。
大学院では自然エネルギーを利用した新しい半導体材料による発電素子の研究を行ってきました。
修士1年生では太陽電池、修士2年生では熱を電気に変えることのできる熱電素子への応用を目指して、ひたすら半導体の薄い膜を作り、その特性を評価するということをしていました。
それでは、研究の話はこれぐらいにして本題に入っていきたいと思います!

高専から大学院へ

私は高専の専攻科と呼ばれる謎の機関に所属していました。(専攻科に通う期間は2年。専攻科を修了すると一般大学の学部卒相当になります。)
当時、専攻科1年生であった私は所属する研究室の先生から大学院進学を勧められ、進学を決意しました。
当初は出身地とは別の県にある大学を考えていましたが、最終的に出身地にある大学に決めることにしました。
院試に合格し、専攻科も無事に修了して生まれて初めての一人暮らしに心躍らせながら大学院に入学しました。

研究室に配属された直後

こうして大学院生になったAlみかんですが、待ち受けていたのは配属グループ選びと週2回のゼミでした。
配属された研究室ではいくつかのグループに分かれていて、自身の興味のあるグループを選ぶことができました。私は基礎的なことをとことん突き詰めたいタイプなので、設立されてから数年しか経っていない新規グループで基礎研究を行うことにしました。
とはいえ、すぐに研究を始めることはできず6月までは週2回のゼミで装置の原理や研究で使用する材料についてみっちりお勉強をしました。
このゼミが事前準備に時間がかかる上に毎回4、5時間やるのでかなりつらかったです。
さらに隔週で交互に行われる進捗報告と論文紹介、日々の講義でこの時期は頭がパンクしそうでした。

待ちに待った研究開始

ようやく6月になり、指導教員から研究テーマが与えられて私の研究がスタートしました。
最初はM2の先輩と同じM1の同期にマンツーマンで教わりながら研究を進めていました。その中で私は「この研究室の人、めっちゃ優秀だな」と常に感じていました。
それはそのはずで、研究室配属後に詳しく知ったのですが、うちの研究室は研究科の中で1番人気であり、成績最上位者が集まる超精鋭部隊だったのです。
一方、私は高専時代の成績もあまり良くない上に、人気順でいうと下から3番目の弱小研究室に所属していたため、かなりの衝撃を受けました。
それでもわからないところを質問しまくって、なんとか毎日必死に食らいついていたのを覚えています。
そしてようやく7月には独り立ちして、私1人で研究を進められるようになりました。

はじめての学会発表とインターンシップ

7月も佳境に差し掛かり、学会発表という大きな壁がすぐ目の前まで迫っていました。
実験データもまとめ終わり、ついに発表スライド作りにまで駒を進めました。
ここでまた、研究室の洗練を受けることになります。私はいままで発表スライドの作り方について教えてもらった経験がなく、先生のスライドを真似るだけで学内の発表を乗り切ってきました。
そんなレベルでは到底良いはずもなく、はじめて先輩に見せたスライドは死ぬほど直されて真っ赤でした。
その後は先輩からの添削を受けながら、なんとか発表スライドを完成させることができ、8月末にはじめての学会発表を行いました。
発表した学会はオンライン上かつかなりラフな感じで行われ、緊張はしたものの教授陣から詰められることもなく、割とあっけなく終わりました。
その後、発表が終わってほっとひと息付く暇もなく、夏のインターンのために電車で長野県まで向かいました。
インターンは半導体系の会社で行い、2週間簡単な仕事をやらせてもらいました。コロナ禍ということもあり、ほとんどの会社がオンラインでのインターンを実施する中、工場見学や装置に触れることができたのは貴重な体験になりました。
このように6月から9月までは学会の準備や発表、インターンなどで死ぬほど忙しかった記憶しかありません…

まとめ

高専から大学院に入学し、高専でぬるま湯に浸かっていた私にとっては正直つらかったことが多かったです。しかし、学会発表や現地でのインターンなど色々なことを経験できたのは良い思い出です。

次回はM1の後半から地獄の就活編と題して、まとめていきたいと思います。
今回も私の記事を読んでいただき、ありがとうございました。
高専や大学院、院試など気になることがありましたら、ぜひコメントしてください!
次回もどうぞよろしくお願いいたします!!

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