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#3 今日もワケのわからないことばかり。でも、抱きしめるだけで、心はよみがえる。

昨日、私が食材の買い出しのため訪れたスーパーの駐車場にいるとき、幼稚園から着信があった。先生によると、5歳の長女が給食を食べた後くらいから発熱し38℃あるらしい。私は買い物を中断し、幼稚園へお迎えに向かった。

そのときの私の頭の中には以下の気持ちがありました。

  • なんで子どもって急に熱を出すんだろう。

  • 夜寝ている間に37.2℃あったから心配していたよ。

  • でも、今朝は36.5℃だったし元気だったから登園できたのにね。

  • 38℃まで上がっていたら、しんどいよね。

  • 帰ってすぐ休みたいよね。でも、幼稚園だからもうすぐお帰りのバスの時間なのにね。

  • お買い物できなくなっちゃった。家にあるものでなんとかしよう。

  • コロナじゃないといいね。病院に連れていって検査してもらわなければ。

  • パパはお休みだけど登山へ行ってしまったから帰ってきてから連れて行ってもらおう。

  • 0歳、3歳、5歳の3人を連れての通院は大変すぎるので、パパに早くお願いしたい。

  • 今日はフッ化物塗布のため歯医者の予約があったけど、キャンセルしなきゃ。

  • 今日はテレフォン・イングリッシュもあるけど、できないかもしれないね。

こりゃまぁ、雑念だらけですね。

長女は朝とは違う元気のない表情でしたが、家で休んでいるうちに、夕方には朝と同じくらいの体温まで下がりました。急遽とった小児科の予約は19:15だったので間に合うように夕食をすませました。夫に小児科へ連れていってもらった結果、コロナは陰性で、一安心しました。

その裏で発生したワケの分からない幾つかのこと。

  • 無事に自宅についたと思ったら、発熱した長女は全然寝ないのに、発熱していない次女が疲れていたのか寝てしまいました。なぜ?体が小さくて体力がないから?

  • 夕食時には、3歳の次女が水遊び用の大型遊具(アルパカちゃん)のことを急に思い出し、それがないと食べられないと騒ぎ出すというトラブルもありました。長女もこういうことがあったのを覚えてる。なんで子どもって急に大好きだったものとか思い出して執着するんだろう。

  • 元気なくせに「私も行く!コンコンクシュンしているから!」と言い出した3歳の次女も一緒に病院へ行きました。なんで??

と、このように昨日もまたワケの分からないことの盛りだくさんの1日でした。

子どもって、「ワケ分からない」ことばっかりする。
子育てって、「ワケ分からない」ことの連続でしょ。

「あれもしなきゃ」「あれもしたい」とか、私の心の中はいつも雑念でいっぱい。

だから、昨日記事にしたように、怒りすぎてしまったり、イライラしすぎてしまったりするんだろうなぁ。

でも、そんなとき、心を落ち着けるために思い出すようにしているのが、草薙龍瞬さんの「大丈夫、あのブッダも家族に悩んだ」という本の中での言葉たち。

子どもを「正しく理解する」という心がけこそが、親が子に向けうる最大の愛情である。
子どもを正しく理解するとは、子どもの感情や、考えや、願望や、欲求を、そのまま「ある」と理解すること。

草薙龍瞬「大丈夫、あのブッダも家族に悩んだ」


正直ワケわからないけど、「そうなんだね」「あなたはそう思うんだね」と、子どもたちの気持ちを受けとめてあげたい。もうアラフォーの自分さえも今だに、親には自分の気持ちを理解してほしいと思うから。幼い子どもだったら、その思いはもっと切実だよね。

そう頭で考えてはいても。ごめんね。
不安とか心配とかイライラとか、雑念でいっぱいになってしまう未熟な私だからこそ、昨日も書いたように、感情や思考ではなく、「感覚」に心を使うようにしたい。

「感覚」に帰ることで、心は蘇る。

感覚に心を使う(感覚を意識する)ことができれば、ムダな感情・思考に心を奪われなくてすむ。

草薙龍瞬「大丈夫、あのブッダも家族に悩んだ」

そこで、昨日気が付いた。感情や思考ではなく、「感覚」に帰る一番の方法。それは、子どもを抱きしめること。大きくなったらさせてもらえなくなるだろうけど、今はまだいっぱいさせてくれるから。

腹がたったときこそ、頭や心がぐちゃぐちゃになったときこそ、抱きしめてみよう。抱きしめさせてもらおう。

体全体で感じる温かさが、私の心を必ずよみがえらせてくれるから。


読んで下さるあなたがいるから、今日もnoteが書けています。 またお時間のあるときに見に来てくださると嬉しいです。