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165. 「真似する」って悪いことじゃないと、改めて思った話

「真似する」って悪いことだろうか?

3歳の次女は、6歳の長女の真似をよくする。

たとえば、食べたいものをたずねたとき、
長女と同じものを選んだりする。
家にいるとき、長女と同じことをしたがったりする。

長女はそれが嫌で、
昨日も「また真似をされたー」と
カンカンに怒って私に報告をしにきた。

真似したことを怒られた次女は
しょんぼりとしていた。

私も子どもの頃、
よく姉に「真似こじきだね」と言われ、
真似をするのを嫌がられたのを思い出して、
心がざわざわした。

その時からずっと感じていたのは、
「真似する」ってそんなに悪いことなのか?ってこと。

長女にその話をして、気づいたことについて書きます。

「真似する」のは悪いことじゃない

著作権侵害などの例外を除いて、そう思っています。

そう思う理由

  • その人の真似するのは、その人のことが好きで、憧れの気持ちがあるから。

  • 憧れの気持ちがあるから、その人と同じものを選びたくなるし、同じことができるようになりたいと思う。

  • 真似するから、いろいろなことができるようになる、歩くことも、おしゃべりも、逆上がりすることも、字を書くことも…。

  • 「学ぶ」の語源は「まねぶ」。「真似する」ことは、「学ぶ」ことのはじまり。

  • 人類史上のすべての発明・発見・創作にも、模倣(真似)が下敷きにある。

長女にも簡単にこれらの話をしました。
そして、「だから、そんなに怒らないであげてほしい」とお願いしました。

すこし(!?)分かってくれたみたいです(笑)。

むしろ、積極的に真似している自分に気がついた

創作に限らず、家事楽のコツなど、
いいと思ったものはどんどん真似したいと思っています。

その理由

  • いいと思ったものは、真似してやってみて、自分のものにしたい。

  • いいと思っても、真似して実際にやってみないと、何も始まらない。

  • 何度も真似してやってみることで、基本が身につき、上達する。

  • 真似しているのは、「要素」であって「全体」ではない。

  • 100%真似することはできないし、したくないから、真似をした部分があっても作品全体としてはオリジナルになる。

  • とりあえず真似でもいいから表現し始めてみると、表現しているうちに、自分が本当に表現したいものが見えてくる。


真似する(模倣する)ことは悪いことではなく、
むしろ、必要不可欠な力であると教えていただいた本を紹介します。

「創作力」とは、個人の資質による漠然としたものではなく、「発想力」「脚本力」「模倣力」を併せた総合力である。

模倣力」は「創作力」の原点。

「模倣」はあくまで「オリジナル」を生み出す過程で行われる。

猪俣 岩生著 『クリエイターのための「創作力」入門』

「真似すること」と「オリジナル」を生み出すことの関係について、
貴重な気づきをいただいたnoteをご紹介します。


本日は以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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