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#59 不妊治療をするかどうか迷っている人へ
私は高度不妊治療を経て3人の子どもを授かりました。
どうしても子どもがほしかったのですが、
高度不妊治療をすることには抵抗がありました。
その抵抗をときほぐしてくれた考え方をご紹介します。
不妊治療をするかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。
手段の一つにすぎない
高度不妊治療をするかどうか迷っていた時、
不妊治療の経験のある友達がこう言ってくれました。
「何が気になるの??どうして迷うの??」
私は彼女に正直に話しました。
「高度な医療の力を借りることに抵抗がある」
「そこまでしてほしいのか、悩む」と。
彼女は私に言ってくれました。
あなたには理解できないかもしれないけど、
私は不妊治療することに抵抗が全然なかった。
だって、それは手段の一つにすぎないから。
子どもをつくるための手段の一つにすぎないから。
そういう考え方もあるって知ってくれたら嬉しい。
彼女は、医師に「高度不妊治療をする必要がある」と言われており高度不妊治療をするつもりだったそうですが、運良く初期の不妊治療の段階で授かっていました。
だから、初期の不妊治療では授かれなかった自分とは違うような気がしました。
また、結果が出ずに通院し続けるのがつらいことも伝えました。
すると、彼女はこう言ってくれました。
「私もあなたと一緒だよ。
赤ちゃんがどうしてもほしくて、
一人で病院に通い続けていたんだよ」
彼女の考え方が私の考え方を広げてくれました。
彼女のおかげで、私は高度不妊治療にチャレンジする決心がつきました。
「どうしても赤ちゃんがほしい」という気持ちは明確だったから、
彼女に背中を押してもらったのです。
彼女には感謝の気持ちしかありません。
「手段」にこだわらなくてよかったです。
自然ではないことに執着しなくてよかったです。
だって、治療をしたおかげで、会えたんだから。
会いたくて 会いたくてたまらなかった我が子に会えたんだから。
大切なのは、出会う方法じゃない、出会うことなんだよ
不妊治療に関する本の中で、抵抗をときほぐしてくれた言葉も紹介します。
卵子の言葉です。
卵子と精子の出会いの方法は、いろいろあるのよ。
ママは、自然に出会うのがいい!って思っているかもしれないけど、
カップルの出会いにだっていろいろな方法があるよね。
学校やサークル、会社で出会ったり、友達の紹介だったり、お見合いだったり。
でも、どれが一番いいなんてことはないし、それもいい出会い。
卵子と精子の出会いの方法も、夫婦、カップルそれぞれ。
パパとママの場合には、少し手助けが必要みたい。
でも、赤ちゃんが授かることには変わりがないし、
幸せになれる、なろうとすることに変わりはないよね。
私が幸せになることにも、変わりがないよ。
大切なのは、出会う方法じゃない、出会うことなんだよ。
わたしはどんな方法であっても大丈夫。
精子と出会いたいと思ってる。
そして、赤ちゃんになりたい。
だから、ママ、私が精子と出会うために協力して!
ほら、私の順番がくるよ!
卵子が私の体の中で、赤ちゃんになりたくて、順番を待っている。
大切なのは出会い方ではなく、出会うこと。
その考え方を知ることができたことは、私にとって、
高度不妊治療にチャレンジする勇気の一つになりました。
最後に
不妊治療は、子どもを授かるための「方法」の一つにすぎないこと。
大切なのは、どの「方法」かではなく、子どもを授かるということ。
その考え方を知ることは、不妊治療に対する抵抗や偏見をなくすことにつながると思います。
読んで下さるあなたがいるから、今日もnoteが書けています。 またお時間のあるときに見に来てくださると嬉しいです。