人は本なのかもしれない
停滞中かい?
そうか…
少年より少し長く生きている
小生からのちょっとしたアドバイスだ。
…人は本なのだよ。
少年。
…?
あぁ……
人間という生き物は
それぞれ人生という物語を描くのだ。
日を重ねるたびページ数も増えていく。
一人一人がその世界を持っているからこそ、
想いを育み物語ができる。
だからこそ、
小生たちは最後の1ページを書き終えるために
生きなければならない。
後からその物語を読む人が
いるかもしれないからね。
あの、織田信長でさえ最後は無念に散ったが、
その生涯は現代の私達まで語り継がれている。
だから少年よ。
顔をあげなさい。
小生らは
小さな一歩でも前に進まないといけないのだ。
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