Vol.6 医者からの提案
待合室で待機すること1時間…
とうとう自分の番がやってきました
奥の部屋には3人の男が座っていました
右「スキンヘッドの巨漢」
左「薔薇を胸に刺したロン毛」
真ん中に「普通のオッサン(60代)」
明らかに「ナニワ金融道」の世界です笑
俺も、もうここまで足を突っ込んでしまったか…
半ばヤケクソ気味で着席
確かに漠然とした不安を抱いてるだけで、何が起きるか知りませんでした
うまく質問に答えられません
ここはいわゆる借金を返せなくなった人達が集まる「借金病院」
待合室には中小の社長から学生まで様々が訪れます
中央のおじさん(60代)が医者のようです
両脇の巨漢とロン毛は、アシスタント?のようでした
彼らは「返済をストップさせる」という対処(手術)を
アドバイスするコンサルのようでした
あまりにも斜め上の提案に、
しばらく鳩が豆鉄砲を食ったような状態が続きました
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