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Vol.8 返済日、金はない...

とうとう銀行の返済期日がやってきました…
もちろん250万もの金は用意できていません

予定通り、何もせずに静観します
午後1時、
とうとう銀行から電話がきました

銀行「今月の振り込みが確認できないのですが」
僕 「すいません...今月支払いできないです…」
銀行「困ります… いつお振込み頂けますか?」
僕 「すいません… その…リスケしたいのですが…」
銀行「(しばらく沈黙)かしこまりました… またご連絡いたします」

5分後、折り返しの電話が入り、
リスケ交渉の乗ってもらえました!

リスケは症状に合わせ内容が決まります。

【初期】
・これまできちんと返済してきたが、今後は厳しい人
・本人が応じてくれる
・返済回数を増やし1回ごとの返済額を減らす
・金利の支払い額は同じ
・元金の支払い額は減らす

【中期】
・すでに返済が困難で、滞納1〜2ヶ月している人
・専門家を入れないと交渉がまとまらない
・返済はゼロに近い額を定時(5000〜10000円/月)
・金利も約定以下の額を提案

【末期】
・支払いが完全に止まっている人
・専門家を持ってしても話がまとまらない
・「払える範囲で返してゆく」という姿勢を見せる
・担保の差し押さえに進む可能性が大
・差し押さえに向けて準備を進める段階

僕の場合は「初期」だったので、
リスケ交渉がスムーズに進んだのです。

最後に「リスケ依頼書」を作成します

【リスケ依頼書】
・原材料/人件費を見直す
・その他コストカットを図る
・2年後に経営が改善すれば条件を元に戻す
・リスケ中に未納となった元金は期限を延長して払う

無事にサインをもらい、リスケ完了です。
こうして以下のような結果となりました。

【BEFORE】
月250万(元金150+金利100)

【AFTER】
月101万(元金1+金利100) 
期間       2年間(その後、再交渉)

リスケになったことで、
返済を一時的に「年1788万」ほど浮かせる事が出来ました。

「金利だけ払ってくれれば私の評価には影響しないので」
終わり際、担当はそう笑いながら漏らしました。

まさに医者の言う通りでした…

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