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未来と過去どっちに行ったほうが儲かるのか

「未来に行きたいか過去に行きたいか」
よくある定番の話題だけど、結局未来派と過去派の意見てだいたいみんな同じことばっか。
未来派は自分の将来とか未来技術が気になって、過去派はだいたいギャンブルとか金の話ばっか。

かくいう筆者も過去派。
未来なんかいってもなんかがっかりしそうだしなにより競馬好きだし。
マジでヴィクトリアマイルも直前までテンハッピーローズ紐に入れてたんだけどな〜。さすがにどう考えても頭はなかったけど。
フェブラリーのペプチドナイルだって藤岡佑介と武英智がめちゃくちゃ高評価コメント出してたのも見てたのにな〜

でもさ、よく考えたらこれって未来に行っても大金稼ぐ方法ってありそうじゃない?

って思ったから未来に行くパターンと過去に行くパターンで大金の稼ぎ方を考察

ルール

・未来も過去も行ったきりじゃなく1ヶ月で現代に帰ってくる

きっちり現代に帰っていただいて製菓の程を報告してもらいます。

・元手は行き先の時代換算で10万相当

はちゃめちゃに金持ってたらあれだしね。

・現代の持ち物持参可

このルールがかなり肝になる

・歴史を変えたり名を残すようなことがあればアウト

ざっくり、目をつけられたらアウト。
ジョンタイターとかヒシミラクルおじさんみたいなことになるのもアウト。

もちろん未来で犯罪犯してバックれるとかもアウト。
しわ寄せを喰らうのは未来のあなたです。

過去での稼ぎ方

過去ではなんと言っても

ギャンブル

SFといえばの『バックトゥーザフューチャー2』では老いたビフがマーティの買った1950-2000スポーツ年鑑を盗んで過去の自分に渡し、ギャンブルで大金を得て未来が変わる描写があるが、結局これが鉄板かつ楽な気はする。

スポーツ年鑑を手に過去の自分に会いに行くためデロリアンを盗む年寄りビフ

問題は1ヶ月限定なのでどの期間に行くか。

筆者は競馬しかしないから競馬を基準にするけど、
春のG1連続開催期間に行くのが1番短期間でいいとこ取りできそう。
やっぱり大レースのがデータとか紙とかで残ってそうだからね。
ただ一方で大レースなだけあってヒシミラクルおじさんみたいに悪目立ちしそう。

例えば
今年2024年の5月5日〜6月2日の日程で過去にタイムスリップしてG1単勝転がしをしたら

NHKマイル杯
ジャンタルマンタル 2.9倍
¥100,000→¥290,000

ヴィクトリアマイル
テンハッピーローズ 208.6倍
¥290,000→¥60,494,000

オークス
チェルヴィニア 4.6倍
¥60,494,000→¥278,272,400

日本ダービー
ダノンデサイル 46.6倍
¥278,272,400→¥12,967,493,840

安田記念
ロマンチックウォリアー 3.6倍
¥12,967,493,840→¥46,682,977,824

こんなんすぐに足がつくわ

どうやったってテンハッピーローズ208.6倍あたりが関の山。他の時代に行ったとしても本質はまぁ変わらないかな。むしろ昔のがネット投票とかないだろうから余計にバレやすそう
いずれにしてもやりすぎると億を超えるので少なからずどこかしらに足はついてしまいそう?

他にも

現在プレミアのものを買い漁る

これもよさそうだけど結局のところ手持ちは10万円。仮に競馬等で増やしたと元手で買ったとしても所詮は数十年レベルの過去なのでレア物もたかが知れてる額だろうな。

=案外過去で稼げる額は大したことない?

足がつかないようにしれっと大金稼いで帰ることを考えると意外と過去へのタイムスリップで稼ぐ難易度は高そう?

未来での稼ぎ方

未来での稼ぎ方はこちらもやはり『秘密道具』的な未来の技術の特異性を現代で活かすと言うものだろう。

しかしこれにもやはり問題はある。

航時法の存在

これもまた藤子・F・不二雄のマンガの世界観のものではあるが、ざっくりまとめると未来の技術で過去に干渉するとアウトな法律。
例えば、

時空犯罪者に適応される歴史破壊未遂罪

『映画ドラえもん のび太の恐竜』では白亜紀で恐竜狩りを行うハンター達へタイムパトロールが取締りを行う。
他にも、『映画ドラえもん のび太の日本誕生』でも歴史改変を目論んだギガゾンビに対しても歴史破壊未遂罪が適用された。


・・・ところでこれ映画見たことある人ならわかると思うんだけど、どう考えても未遂罪じゃなくない?
ギガゾンビなんて7万年前の日本に作った地下のアジトで現行犯で捕まってるのに未遂で済んでるわけないのに。
ちゃんと字幕まで確認しても歴史破壊未遂罪だったし。

これで未遂だって良かったね減刑だよ♡

だけど・・・

じゃあそもそもドラえもんはアウト

だってそもそものび太のもとにきた目的は玄孫のセワシが未来を改変するため。彼は自分が犯罪者になるリスクを負ってでも自分ひいては野比家の運命を変えようとしたBAT BOY。
22世紀で有名になりたきゃドラえもん送るかラッパーになるかだ。

他にも、どう考えてもダブルスタンダードがすぎるシーンは記憶にあるドラえもんのシーンを適当に思い出せば何かしら当てはまるだろう。

というより、あの世界の秘密道具は「どうぞ悪用してください」といわんばかりの煩悩フレンドリーなグッズに富んでいる。
おそらく未来の警察は悪徳業者やエチエチ煩悩サイエンティストの摘発を完全にあきらめて匙を投げているんだろうな~。

おそらくだが、

飲酒ぐらいなノリのおおよそ黙認状態の法律

未成年飲酒ぐらいのベビベビ軽犯罪なんだろう。これで飲酒運転とか泥酔で暴行とかなったら話が変わると言った具合に。

また、これはめちゃくちゃアカデミックな話で

法の不遡及性

これは、行為が行われた時点で適法だったものに対して、後に法律を変更して罰することを禁じるもの。例えば、虫を殺したら死刑の法律ができたとしても、それ以前に虫を殺した事に関しては不問になる。

そりゃそうだよね、こんなんしだしたら法治国家は務まりません。

ところでここについてドラえもんを例に紹介してるのがあったよ。

https://kyodaifujiko.web.fc2.com/images/2014/2014-5.pdf

つまり、

過去の人間は航時法の適応外?

どう見積もっても現代においては存在しない法律であるし、例えば未来で買ったものを過去に持ち帰っても時系列で見れば航時法制定前。
この場合、先述した恐竜ハンターら時空犯罪者は生誕時すでに航時法が制定されていたため不遡及性の適応外であるだろうが、我々は不遡及性の適応範囲に該当しているともいえよう。
少なからず、情状酌量の余地はあるだろう、手持ちの10万でいい弁護士を雇えればだが。

多分それ用の弁護士事務所とかもあるのかな~。妄想が膨らみますわ。

時空犯罪者用弁護士事務所あるある
『犯罪者の公判弁護が一通り終わったと思ったら、すぐに同一人物が再犯したときの弁護のオファーが舞い込んでくる。』
『同一人物の初犯時の人格と再犯時の人格を同じタイミングで2件同時進行で弁護することになり、どっちがどっちかわからなくなるし、初犯時の弁護をしているときに「でもどうせこいつこのあと再犯するからな~」と思って萎える。』

SF作家に求められるのは車の誕生の予測でなく、渋滞という概念の予測であるとはよく言ったもんですわフレデリックポール、原典はなにか知らんが。

まぁなんにしても

未来の道具の持ち帰りは合法の範疇

摘発されるようなことがあったら、知らなかったで突き通せるでしょう、アタシニッポンゴワカラナイネ。

まぁ万に一つもないでしょうが。ドラえもんはともかくあれだけまともなドラミちゃんすら守ってないしね。

秘密道具は無限大

ここでは持ち帰るものは秘密道具としてドラえもんの世界観に準拠すると、
フエルミラーでいろんなものを増やすとかしてもいいですが、筆者がオススメしたいのが

夢の生活費タダプラン

秘密道具は衣食住やインフラ面においても驚異的な影響力がある。

例えば、
・どこでもドアで車両費2,360万円タダ

・グルメテーブルかけで生涯食費3,456万円分タダ

・ドラえもんの映画とかでよく出てくる移動式ハウス的なので生涯家賃+光熱費5,698万円タダ

・お医者さんカバンで医療費保険料タダ

ちなみに上記はこのサイト準拠

大丈夫か未来。
そりゃ歴史を改変したい人間も現れるわけだ。むしろタイムパトロール側が黒いのではないかと疑いたくなるほどに。

まぁそれはともかく、節約はお金稼いだようなもんともいうがそんなレベルじゃないほどの額の出費を抑えられる。

10万円で全て買えるとは思わないが、どれかしらは買えるとしたらとんでもなく儲けものだろう。

多分だけど、小学校5年かそこらで勉強ついて行けなくなるくらいのバカにみすみす明け渡しても必死に取り返さないくらいの代物なんだから10万ありゃ買えるだろーね。
ドラえもんがバカなだけかも知れないけど。あれレンタルって話もあったと思うけどそれなら尚更取り返して叱れよって話だしね。

結論

長期的に考えたら未来に行く

 もちろん、短期的な収入を考えたら過去でギャンブルでそれなりに稼ぐプランの方が圧倒的だが、長期的に考えたら未来に行って秘密道具を買って帰るプランのほうがいいだろう。

さすがに実質永久出費タダはデカすぎる。
多分もう余裕というか気持ちの持ちようから変わってくる。
17時くらいから特に用もないのに外出して、なんとなく行きたい店に行ってやっぱりなんもなかったけどなんかすっきりして帰宅するっていうお金も心も余裕がないとできないあのやつが毎日できるぞ~!

多分このルール自体では勝敗決着時に勝てるかどうかはわからないが、そんなことも多分どうでも良くなってくる。あ、負け?そうかそうかってくらい。
『試合に負けて勝負に勝つ』とはまさにこのこと。まさかこんな議題が説教くさい話にも持ち込めるとは思わなかった。
ウサギは過去に、カメは未来に行くんだろう。

それでも筆者は過去に行きます。未来なんて知っても幻滅するからね。

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