今の私に必要なことー観察ー受け入れる

モノは考えようとよく言われる。
捉え方次第だと。 

もしくは
リフレーミング
ネガティブな言葉をポジティブな言葉に
入れ替える

もしくは
マインドフルネス
「今ここ」「気づき」「そのままを受け入れる」

それはわかる。

だが・・・どうしてもそうできない自分に遭遇している
今の私がいる

それは
Gさんのこと

その話を語る前に
ある映画監督のメッセージをここにあげます

〜〜〜結局、観察とは受け入れることなんです。

その人やその状況に対して嫌だと思うと、
見たくなくなるし、聞きたくなくなるんですよ。
見るとか聞くというのは、拒絶していたらできません。

だから、観察というのは授業なんですよね。〜〜〜

映画監督:想田和弘

     *************

実は私はこの3月からシェアハウスに住んでいるのですが
なぜに私の部屋にGさんが会いにくるのか
わからない
どうしてもわからない

日当たりの悪い角部屋が原因しているのかな
とにかく正直怖い
安心できない部屋に帰ってくるのが・・・

多分、今までの人生の中で
一番大きなGさんに出会ったと思う
それも引っ越してきてホンの数ヶ月後の6月の1日

晩御飯を食べていたら目の前の壁を
そそそそそっ・・・と走っていった
書類などが置かれている後に
そのまま走っていった様子で
目の前からすぐにいなくなってくれたけれど
あの驚きといったらなかった・・・

お隣さんもいるので
デカい声を上げられない
(ちなみにGさんという生き物は
どデカい声を上げると止まっていてくれる
これを大昔、知った時、面白い生き物だなぁと思った)

非常にデカいっ!何なんだこれは一体??
どこから入ってきたんだろう?
それとも以前から、どこかに卵があって
私がこの部屋に来てから成長したのだろうか???

兎も角、あの瞬間何もできなかった
というよりしたくなかった。
だけど、そのままにしておくには
寝るのに怖すぎる

とりあえずシェワーへ

で恐る恐る帰ってきたら
何と天井近くに光り輝いているGさんが!!!

大声を上げられないけれど
それなりの「ギャーギャー」でGさんを走らせないよう
止まっていてくれるように促しながら
スプレーを掴む!

速攻でスプレー攻撃
こちらに飛んできたら怖いと思いながらも
スプレー攻撃
そして有難いことに飛ばずに
ストンと、Gさん床に落ちた

あ〜それでもまだ歩いている
すごいよな・・・Gさん

不幸中の幸いだったこと
既にコンタクトをしていなかったので
はっきりとGさんが見えていなかったのは
私にとっては救いであった・・・
でないと、これはトラウマに繋がる

ごめんね、何も私に被害を与えていないのに
私だけじゃなく、みんなから嫌われてしまうGさん
なんて運命なんだ

だけど、無理なのよ
受け入れることができないのよ君のこと・・・
蜘蛛や他の虫なら、テイッシュでやんわり掴んで
外に逃すのだけれど
Gさん、キミのことは触れない・・・
その前に、Gさん、あなたの方が先に私たちにあなたの体を触らせないよね。逃げるよね。。。

Gさんが嫌だけれど、あなたを見て受け入れて
観察したね。だから捕まえられた。

とはいえ、それは一瞬のことで
Gさん自体を受け入れたことにはなりません。
これは私にはムリだ

そして、あれから半年後の昨夜・・・

昨夜、シャワーを浴びて部屋に戻ったら
何とエアコンの下に何となく黒いものが・・・
またもやコンタクトを外しているのではっきりとは見えない
だが、黒いものがエアコンの下から出ているのがわかる
うううっ・・・またか・・・どうしてだ なぜ 私に会いにくるのだ

もう恐怖でも何者でもない
とりあえず、マインドフルネスの習慣が多少できているのだろう・・・大声は上げなかった私で、必死に心を落ち着かせようとしていた

心の中で「君、ちょっと待てよ。ちょっと待てよ」と。。。
その間にベッドに新聞紙を敷き(落ちてきてもいいように)
なぜなら、エアコンの下に私のベッドがあるのです
パジャマの上にコートを着、マスクをし、
(すぐに外のゴミ箱へ行けるように)
その間、数分、Gさんは人の気配を感じたのか・・・
パッと見たら頭はエアコンの中へ逆戻りをしている様子、微妙に脚が見える

そしてスプレー発射!

出てきた!
なぜかストンと落ちず
壁に張り付いた
(スプレーの液で彼の体がベトベトになった模様・・)

下に敷いていた新聞紙はかなり濡れていた
ビショビショなので、それでGさんを掴めない
もう何枚かの乾いた新聞紙を集め
濡れている新聞紙と一緒に
Gさんの体を包む ビニール袋にポイ

あー怖かった 怖かったヨォ・・・
ツラい なぜに こんな目に・・・
Gさんが私に会いにくること
これはどんな意味があるのだろう

もうここじゃなくて
他の居場所を探せよ?ということ?

それはさておき、
Gさんのことをここまで怖がらない人には
私の恐怖が笑いになると思うが
私にとっては本当に怖いのである

何もしないGさんなのに

それなのに怖い

もうここに居たくないのが本音である

だが、あの最初の決意ーここに決めた理由
潔く覚悟を決めて2年間は
必死に勉強に集中しようと決めたあの頃

卒論をここで終わらせる
途中で住所変更をすると
万が一、書類が届かなかったり
連絡が来なかったりと面倒なことになりそうなので
2年間はシェアハウスで頑張るのだと・・・

だが、Gさん出没!
既に6月の時点でその気持ちは和らいでしまった
あ〜安心できる場所に引っ越したいと・・・

そして、昨夜!2度目のGさん!

流石に心が折れる・・・

しかし〜

『まず今できることを』と、思い
管理会社に今一度メールをしてみた。
何も期待はしていない・・・

外にあるエアコンのドレインホースから
Gさんは上がってきたのかもしれないな。。。
キャップつけるしかない。

そして、エアコンクリーニングも
お金がかかるけれどやらないよりはやってみようと
連絡してみた

だけど、3月に入居して
そんなに早くエアコンって臭くなるのだろうか・・・
あ〜恐怖の館である

でも、他の部屋の住民は
楽しそうに暮らしているんだよな
Gさんも会いにきていないようだし・・・

Gさん、来るもんなら来い
って、潔く迎える観察が必要なんだろうか・・・
Gさんを受け入れていくことが
私にとって恐怖をなくすことなのだろうか・・・

認知行動療法の中で
エクスポージャー(暴露療法)っていう
不安を和らげる治療法があるけれど
Gさんに関してこれをやろうという気にはなりません

怖い。怖い。怖い。

相手を受け入れる。観察する。
落ち着こう。
それが今の私にできること。

Gさんが好まない『香り』を
購入し、部屋を人間にとっては
いい香りにしていきます。

『今やらずにいつやる』
これでいいかな。






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