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【Bリーグ】競り勝った渋谷と競り負けた横浜の差とは、~そこから考えられること~

Bリーグのシーズンも大詰め。
各チームの残り試合数がわずかとなりました。

私が1番応援しているのは、神奈川県に本拠地がある横浜ビー・コルセアーズ(以後、「横浜」という)です。
応援を始めて今年で5シーズン目。
推しの選手もいるので応援に熱が入ります!

横浜の新しい会場である横浜BUNTAI
今年できたばかりなので音響も照明もとても素晴らしかったです!

他では、東京都にあるサンロッカーズ渋谷(以後、「渋谷」という)、千葉県にある千葉ジェッツ(以後、「千葉」という)、神奈川県にある川崎ブレイブサンダース(以後、「川崎」という)です。
各チーム戦術やキープレイヤーが違うので、どのチームも観ていて飽きません。

先月31日に渋谷VS京都ハンナリーズ(以後、「京都」という)の試合を、4月15日には横浜VS三遠ネオフェニックス(以後、「三遠」という)の試合をそれぞれ現地で観戦してきたので、その時に感じたことをまとめます。

まず試合結果ですが、
渋谷VS京都は91対83で渋谷の勝ち、
横浜VS三遠は92対99で横浜の負けでした。

何が勝敗を分けたのか。
それは、①HCの戦略と②試合の流れを変えてくれるキープレイヤーと考えました。

まず、①で思ったことを説明いたします。
HCは試合の流れを作る司令塔です。
PGやフィールドに出ている選手がその指示やチーム方針に従いゲームを作るものと考えています。
そのため、HCはどの選手をそのタイミングで使用するか、どの戦術で攻めさせるか、守るか、相手のやりたいことを察知断ち切るか、常に考え続けなければいけません。
横浜の試合では、三遠の戦術に捕まり選手がミスを連発。
悪い流れを断ち切ることができず、終始追いかける展開になってしまいました。そして追いつけず。
それに対して三遠は、横浜が流れに乗りそうになるとすかさずタイムアウトを取るなど、さまざまな方法を活用し、徹底的に相手に流れを渡さないよう気を付けていました。
各選手の能力値など、穴埋めできない部分もあるかと思いますが、自分のチームの能力と現在のゲーム展開、流れを客観的に、良く理解できたことが勝敗を分けたのではないのでしょうか。

②につきましては、精神的支柱となる選手をこれまでに用意することができたかどうかだと思います。
よくスポーツニュースで、「お前がリーダーだ」「お前がエースだ」と意識づけをさせる言葉をかけてもらい、自覚したというのを観ます。
渋谷VS京都の試合で説明しますと、お互い一歩も引かない白熱した試合をしていたのですが、渋谷は「この選手なら決めてくれる」という精神的支柱の選手が複数人おり、それぞれが要所要所シュートを落とさずゲームを作り続けていたので、京都は中々流れをつかむことができないように見えました。
選手はタイプがそれぞれです。仮に数字に出にくくても、この人がチームにいるだけで落ち着くという選手ももちろんいます。
横浜は全体的に年齢が若く、昨年精神的支柱の選手を2人放出してしまったため、まとめられる選手が日本代表の河村選手しかいません。
渋谷は主軸の選手を全員残し、更に補強をしてチームを作ってきたので、接戦だと落とすか、勝ち切るかの差が産まれてしまったのではないでしょうか。

偉そうに色々語りましたが、コートに出ている選手だけという狭い視野ではなく、フロント・コーチ陣など、チーム全体で試合の結果を比較したり注意深く見ると、また違った楽しみ方があると感じました。

この感覚は仕事でも役立つと思いますので、皆さんも楽しみつつ、娯楽も勉強にできるといいのではないでしょうか。

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