映画「PERFECT DAYS」を観たら周りの人がとても人間にみえるようになった
アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされ、ますます話題になっている「PERFECT DAYS」。
友人に勧められたし、愛読させていただいているクリエイターくまはんさんも投稿されていて、気になっていた。
ということで、鑑賞してきた。(CM程度のネタバレあり)
ひとこと感想
内容も情景も好きだった。私も含めて観客の8割以上泣いていた気がする。
1) 起承転結を感じさせない、静かで美しいストーリー
2) だけど人生の起承転結を感じずにはいられない
3) ミスチルさんのHANABIの歌詞を思い出す
4) 掃除と植物への水やりをしたくなる
5) 日本って素敵ね~
それぞれ、詳しく書いていきます。
くわしい感想
1) 起承転結を感じさせない、静かで美しいストーリー
映画評論家ではなく素人なので、観て感じたことそのまま言おうと思う。
まず起承転結を感じないことに驚いた。人によっては起承転結があると感じるかもしれないけど、それにしても穏やかだった。
そして主人公も、ストーリー自体も、情景も、なにもかも趣深くて美しい。
子供のころ観てたら、この美しさは感じなかった気がする。
2) だけど人生の起承転結を感じずにはいられない
人生ですなあ……
みんないろいろあるよね……
平凡な毎日が幸せですな……
鑑賞後、周りの方々がとても人間に見えるようになった。(変な日本語ですが、この表現が一番しっくりきたのでお許しください)
この方もあの方も人生を歩んでいて、今この瞬間は映画館にいる。それだけのことだけど、なんだか愛おしく思えた。
3) ミスチルさんのHANABIの歌詞を思い出す
上の続きにもなるが、この映画を観ているとHANABIを思い出した。最初はぼんやりと歌詞が浮かんでいたのが、終盤に差し掛かってくると歌詞が脳内を支配していて、私の中ではテーマ曲がHANABIになった。
4) 掃除と植物への水やりをしたくなる
この映画が人気になるにつれて、多くの家が綺麗になったはずだし、多くの植物が元気になったはず!
なぜなら、主人公を観ていると掃除と植物への水やりをしたくなるから。
5) 日本って素敵ね~
最近は海外の文化に興味が向いていて日本への関心が薄れていた。だけど映画に描かれている日本の街並みが本当に素敵で、日本っていいなあとしみじみ。
地下ビルの居酒屋、スナック、銭湯…
日本らしい文化の数々が趣深く描かれていて、私も日本を体験してみたくなった。日本人なのに「日本を体験したい」というのは少しおかしい気もするが、各国の文化が混ざり合う現代でザ・日本な生活を自然に取り入れていくのは難しい。だからまずは積極的に「体験する」という意識で始めたいと思う。
映画の余韻に浸りながら、今日も良い一日を過ごそうと思います。
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