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詩作29 あしのゆびたちが

あしのゆびたちが 

手や目玉のように

じゆうに世界を見れたなら

どれだけ面白いだろう

大地やつちや地下熱を

掴むように噛み締めて

咀嚼して味わって

飛ぶように走りつづける

あし言語をあしは語って

大木の根っこのように

どっしりして不動不屈

あたまが空っぽでも

そんなことは関係なく

あしのゆびはあしのゆびで

勝手にやっていけたらいいのに

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