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ラブライブとの思い出:後編【異次元フェス開催記念】

こちらの記事は後編になっております。前編をまだお読みになっていない方はそちらから読んでいただけるとありがたいです!

前編



再開

季節は流れ2021年11月…筆者は大学2年生になっていました。
前回の記事の最後が2017年高校一年生時の話だったことを考えると、筆者とラブライブがどれだけの期間疎遠だったかということがわかると思います。
坂道系にのめり込み、高校生活、そして大学生活の前半を坂道に捧げそうになっていた私にある出会いがありました。
ある日なんの気無しにベッドでダラダラしながらyoutubeを見ていると、ある一本の動画がたまたまオススメに表示されました。それが、ラブライブ1期3話無料公開の動画です。当時 youtubeのキャンペーンで色んなアニメの無料公開があったのですが、その一環でラブライブも無料公開を行っていたみたいですね。それまで約4年間ラブライブを離れ、最近ではラブライブについて考えることすらなくなっていた私でしたが、サムネイルに2年生組が映ったその動画の再生ボタンを押す指を止めることはできませんでした。今、この記事を読んでくださっている20歳以上の方々はわかってくださると思うのですが、我々おじさんは歳を重ねるにつれて「懐かしいものを見る」という経験から得られるドーパミンの量が増加していきます。「あの頃はよかった…」とか「この頃に戻りたいな…」とか、子供の頃に考えもしなかったようなことを考える機会がどんどん増えていきます。その無料公開を見た瞬間に私の体内のドーパミンの総量は、天上天下唯我独尊、空をも突き抜けるほどに増加していました。「せいしゅん…そうだ…これが俺の…青春だった…。」ラブライブと過ごした思春期の様々な記憶と共に、私のラブライブ熱は完全復活を遂げました。4年の時を経て、遂に私はラブライブの元へ帰ってきたのです。

焚き付けるもの

無料公開で目覚め、まるで飢えた石田純一が若い女子のパンティラインを貪るがごとくラブライブのアニメを見漁っていた私のラブライブ熱をさらに燃え上がらせる事件が起きます。
当時の私は坂道グループの中でも特に、日向坂46に夢中であり、高校2年生の頃に彼女たちのファンになって以降、握手会やライブにも参加するほどにグループの活動にのめり込んでいました。そんな私ですので、彼女たちのラジオ番組である「日向坂46のひ」も、もちろん毎週欠かさず聴いていました。この番組は毎回メンバーの中から3名が収録に呼ばれ、2人放送回と3人の放送回を撮り溜めするというシステムを敷いているのですが、ある日の2人放送回の最後に片方のメンバーの口から「ラブライブ」という単語が聞こえてきました。すると、もう1人のメンバーが「え!私もラブライブ好きです!」と反応し、ブースの外で待機していたもう1人も「え!私も私も好きです!!」とアピールをし始めたのです。そうです、ここで「好きな人が自分と同じものを好き」という中学生男子ならうれしょんものの事態が発生したのです。そして、なんと驚くべきことにその次の週に放送された3人回はなんと30分間ラブライブの話をするというイカレ神回に。この、好きな人が自分の好きなことを話している"好き×好き状態"は私のラブライブ熱をさらに燃え上がらせます。

出会いは別れ

長きに渡り眠りについていたラブライブ熱が目を覚まし、無敵状態に突入したワイこと筆者こと私。その道のりは順風満帆に見えました。しかし、ここに人生最大とも言ってもよい障壁が立ちはだかります。それは、就職活動です。
大学3年生に入り就職活動を始めた結果、趣味に使える時間が激減し、ここで私のラブライブファンタジーは一時中断してしまいます。この期間に虹ヶ咲の2期とスパスタ2期が放送されていたと思うと本当に惜しいことをしたと思います。
趣味に没頭することを我慢し、就職活動に注力していた私ですが、ありがたいことに割と早い段階で複数の企業から内定をいただくことができ、2月の初旬に一度就活に区切りをつけるに成功しました。そして、この頃私は現在のラブライブ熱の熱源、原動力となっているコンテンツとの出会いを果たします。
それが…

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

との出会いです。
実はアニメ1期放送時から9人じゃないラブライブが現れたらしいという噂、そしてそのストーリーの完成度の高さを耳にしていたため、ずっと興味は持っていました。しかし、再熱したμ's熱に夢中だった私は他のコンテンツを気にかけることができずに時が流れ、就活も終わり暇を持て余したこのタイミングでようやくアニガサキを視聴することにしました。9人と1人、12人と1人が織りなすラブライブらしくない、でも確かにラブライブであるそのストーリーは私の胸を打ち、打ちまくり、2期の最終話までの26話を1日で完走してしまうほどに私は虹ヶ咲にぶちハマることになります。そして、アニメ視聴を終えた翌日、ラブライブ公式チャンネルでAZUNA LAGOON後夜祭生放送が放送されます。そこには、3名の可愛らしい姿をしたキャストさんがおり、先日あったライブについてとても楽しそうに語り合っていました。「うわ、虹ヶ咲のキャストさんみんなメッチャかわいいじゃん!これは推せる!」そう思いながら生放送を視聴していると、ある時を境にその放送の空気が一変します。
「じゃあ、ともりちゃんから皆さんに…」
ワイ「なんだ?」
と思っていると、優木せつ菜役楠木ともりさんからキャストを降板するという旨の説明が始まり、先ほどまであんなに楽しそうにライブの話をしていたキャストたちが続々と涙を流し始めます。虹ヶ咲に興味を持ち、初めてキャストの生放送を視聴した私にとってそれはなかなかにショッキングな出来事でした。これからこの人たちのことを応援していくんだと思った数十分後の出来事です。ラブライブに関して自分はつくづく間の悪い人間だと改めて実感しました。

始まりの歌を

楠木さんの降板と自分の間の悪さ、そして虹ヶ咲にもっと早く興味を持っていれば…という後悔からそこそこブルーになっていたある日、Twitter上である方の名前がトレンドに上がっていました。それが林鼓子さんです。調べてみるとどうやら彼女がせつ菜ちゃんの後任に決まったようです。ここで私は思いました。「いつもと違う」と。
これまでの私はラブライブに興味を持った時にはアニメのリアルタイム放送が終わっていたり、声優さんに興味を持った頃にはμ'sが解散していたりと、後悔したところでどうしようもない状況に陥ることが多かったのです。でも、今回は違う。私はこの人の演じるせつ菜ちゃんを、虹ヶ咲を最初から応援することができる。
そのとき、私は虹ヶ咲を心の底から応援すると決心しました。

異次元の愛

虹ヶ咲にハマって以降、私はにじたび、OVA、とリアルタイムで彼女たちの活動を応援することができています。聖地巡礼にも通い、一時期は週に一回はお台場に足を運ぶほどに虹ヶ咲に熱中していました。ただ、まだ体験できていないことがあります。それが彼女たちのライブです。ユニットライブとにじたびへの現地参加はキャパの関係や自分の知識不足を顧みて控えていたため、まだ現地で虹ヶ咲なのライブに参加することはできていないのですが、ついに、ようやく、ようやっとその機会が訪れました。それが今回行われる異次元フェスです。また、これは私にとって初めてのラブライブというコンテンツのライブへの現地参戦です。
そこそこ長い空白期間もありはしましたが、私がラブライブと出会ってもう少しで10年になります。私の青春時代を間違いなく彩ってくれたラブライブというコンテンツの熱量を、アーティストの方々なら誰もが憧れる東京ドームという舞台で体感できる日がやってくること、もう今から待ちきれません。先輩ラブライバーのみなさん、そして百戦錬磨のアイマスP様の胸を借りながら、全力でその時間を楽しみたいと思います。
バカみたいに長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただき本当に本当に本当にありがとうございました!
日本のアイドルアニメ会を引っ張ってきたアイマスさんとの異次元のコラボ、みなさん異次元に楽しんでいきましょう!それでは!

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