『水戸黄門』:1957、日本
板橋宿を訪れた水戸光圀は、野良犬の群れに畑が荒らされて百姓たちが逃げ出す様子を目撃した。将軍綱吉が生類憐みの令を出したせいで、庶民は犬を恐れるようになったのだ。光圀は家来の佐々木助三郎と渥美格之進に、「将軍家の誤り、幕府の罪じゃ」と告げる。彼は綱吉だけでなく、老中の柳沢吉保や酒井忠清にも責任があると指摘した。
茶店に立ち寄った光圀は店主と話し、野良犬が多いのは江戸から捨てに来るせいだと知る。さらに光圀は、仁吉という百姓が畑を荒らした犬を撃ち殺して処刑されたことも聞かされた