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TOEFL110点までの悪戦苦闘記:語彙力パワー

帰国子女でもない私が、英語との大格闘を経て、国際機関で英語を使って仕事できるようになるまでの道のりと、その過程で学んだこつのようなものをポツポツと書いていきます。

1)帰国子女に囲まれた大学時代&新人時代・・・


大学時代には交換留学したいなぁ、英語もできるようになりたいし、と思っていた大学生の私。なぜかそのころから、周りにはガチ帰国子女がわさわさいる環境でした。
大学時代には「TOEICなんて満点が当たり前よねー」「そうだよねー」みたいな会話が身近で聞かれたり、会社に入ってからも、英語圏帰国子女ばかりのチームに所属になり、社内留学制度でTOEFLを受ける人が増えた時にも「勉強なんかしなくても110点くらい余裕だよね」(満点は120点、非帰国子女だと英語が得意でも100点越えで苦戦する人がとても多い)みたいな発言をする人がいるような環境。。。

私は心の中で、いや、当たり前じゃないし!!余裕じゃないしぃぃ!!!と何度絶叫したことか。

2)留学に向けたTOEFLの壁


そして社会人、会社の派遣留学の切符を手にした私の前に立ちはだかったのはTOEFL。
TOEICと違い、大学などアカデミックな場面での英語力の測定になるため、人類学やら生物学やら色々な分野が出題されるので、語彙もそうした分野のものを知らないと厳しい。ライティングとスピーキングもある上に、リスニングやリーディングを元にしたライティングやスピーキングという構成になっており、TOEICよりも難易度も苦痛度も高い!
1分で考えて3分でしゃべるみたいな録音形式のスピーキングはもう本当に蕁麻疹が出るかと思うくらい嫌いでした。

最初にうけたTOEFLの結果は80点(満点120点)。
100点は越えないと大学院号学難しい中で、あと20点もどうやって上げていくのか。。と途方に暮れたことを覚えています。

3)語彙力ぅぅぅ!


私のとった作戦は「語彙力!語彙力!!語彙力!!!」
当時使っていた参考書、調べたらまだありました「TOEFLテスト英単語3800」。これを一冊ぜーーーーんぶ暗記。

会社の通勤時間、電車の中はもちろん、家から駅まで、駅から会社までの歩く時もずっとこの参考書を睨めっこ。さながら二宮金次郎。
金次郎やりすぎて、会社からの帰り道、逆方向の電車に乗ったり、快速に乗るべきところ特快に乗って、降りるべき駅をすごい勢いで通り過ぎたり。。。何度やったか数えきれない(汗)

会社の昼休みも、土日も使って、ひたすらひたすら覚えてました。平日1日4時間、休日8時間とか・・・センター試験直前の高校生みたいな追い込みでした笑

アカデミックな単語って、知らないもの多くて。。確か「雷酸」とかいう単語もあった気がする(笑)読めるけど、日本語でも使ったことないぞこの単語、みたいなものたち・・・知るかーい!!とつこっみながら暗記の日々。

そうして3800の語彙を味方につけた後に、挑んだTOEFL。
なんと、105点。怒涛の25点アップ。

語彙が増えて、話してる内容がわかるようになったおかげ。
二宮金次郎スタイルのおかげ。。

そのほかには、並行して、ライティングのテンプレートを覚えて時間内で書く練習などもしましたが、実感として、圧倒的な語彙力の変化がこの点数爆増に繋がった気がします。

4)その後も痛感する語彙の大事さ

TOEFLや英語習得までの他の悪戦苦闘体験ややって有用だったことは別の記事に回すとして、語彙を増強する大切さは今もよく感じます。

留学生や在外邦人の方々の間の会話でもちょこちょこ目にしますが「外国語での雑談が一番難しい」ということ。それは、すなわち、色んな分野の話題がぽんぽんとランダムに出てくる雑談には、知らない言い回しや語彙が突然現れるからだと思っています。

逆に、仕事で使う外国語って比較的楽。普通の会話で出てくるボキャブラリーとは違うことも多いけど、出てくる単語や表現の幅が、雑談に比べて圧倒的に少ないから。

私のこれまでの経験では、追い込んで追い込んで、二宮金次郎化しなくてもいいので(笑)少しずつ語彙を増やすこと、地味ながらかなり効く外国語上達術だと思います。

TOEFL対策にも絶対欠かせない・・・トピックのキーとなる単語がわからないと、何の話をしてるのかわからないまま回答するハメになり、試験会場で絶望することしばしば。逆にトピックがわかれば、すでに知ってる知識が英語での読解を助けてくれる。

私はもう二度と受けたくないTOEFLですが、これから受ける方、今対策を頑張っている方、応援してます!負けないでー!!!






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