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少年院、刑務所と学童保育

若者LINE相談員仲間の方から、刑務所と少年院の実態を聞きました。

フリートークの時間は限られている。
この線を超えたらダメだと叱られる。
個室では私語禁止?禁止でない?

これらの話を聞いて真っ先に頭に浮かんだのが、関わっていた学童保育クラブです。
まさに学童保育クラブのことを話しているのてはないかと錯覚するくらい似てます。
学童関係者からは反論があるかもしれませんが、私から見ると、程度の違いがあるだけで、同じような統制を学童保育クラブでやっています。
これは、全てに影響してる、日本の統制文化なのだと私は感じました。
利用者である子ども、受刑者の人たちに対して、「人」として扱っていないことの表れだと思います。
会社で起こってるパワハラや、部下に対して一方的に命令することも同じです。
多くの親が子どもに、しつけという名のもとに、親の価値観を一方的に押し付けるのも同じです。
これらは人権侵害だと私は思うのですが、多くの行為者は、そんなことを自分が犯しているとは思っていないでしょう。
新卒で入った学童で、子どもに先生と呼ばせて、上下関係を元にして大人が決めたルールを子どもに守らせることが仕事だと教えられたら、そんなもんだと思ってしまいますよね。
現場の職員には罪は無いと思います。

実際に私自身のことに当てはめてみても、娘が子どもの頃は、娘の話を30%くらいしか聴いて上げてなかったと思います。
こちらの価値観を押し付けていました。
今は90%は聴いてるつもりですが、娘からみると50%くらいかもしれません。
私も含めて、多くの日本人の大人が、自分の方が物事を知っている、だから子どもには教えてあげなければいけないというような、上から目線的な態度を取る時が多々あると思います。
常に、自分は今相手を対等な人として接しているだろうか?と検証することが必要だと思います。

ここで思い付きました。
今私は仲間4人で、企業で使う無意識調査ツールを作っています。
差別、人権侵害について、従業員の普段感じていることを吸い上げるものです。
これは、経営者の自己満足のいい会社にならないために考えたものです。
これの学童保育版を作ったらいいと思いました。
学童保育子ども意識調査です。
子どもに回答してもらいます。
親では無く、子ども自身に答えてもらうところがポイントです。
本人のことは本人抜きには決めない!
この原則をどんな場面でも守っていけば、多くの人にとって生きやすい世の中になって行くと思いますね。

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