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短編157.『大東亜の歴詩』

 メリケンサックはめたファッキンジャップの拳で砕く西洋の鎖。

 戦う兵士に寄り添う天使、

 慰安婦に渡す恩赦の煙草は命よりも貴重品。

 感謝よりも天赦求む兵舎。

 ジャングル、届かない玉音は雑音で地を這う。

 物真似でメイクマネー、

 竹槍で勝ち取る

 ジャパンアズナンバーワンの称号はバブルの恩寵。

 闇で売買されるタイ米、台風去ればバイバイ。

 外食産業謳う国産米、外国産の混ぜ物でハイ。

 消費者庁にウタう社員の首をチョッキン。

 だけど消費者の不買でダウン。bankruptcy.

 夜這いと不倫は文化。

 浴びせられる文春の砲火。

 あんたは北のほうか?南のほうか?

 俺はヤンニョム、食えりゃそれでええのよ。

 天女の衣剥ぎ取ってベッドへ。

 有り金ベットしな、俺に全部だ。

 賭け金釣り上げて、ディーラー吊し上げ。

 違法カジノで闇賭博。

 飛ばすWi-Fi、三日で制限。

 真面目なメンタリティはレジュメの転換期に発揮。

 洗濯機よりも華麗に渦巻く硬貨、偽札作るより高価。

 焙煎機で焼いてくれケンタッキー

 バイセクシャルの鶏、晒し首の戦国武将

 茶を沸かせ千利休

 飯を食え、俺の分まで

 欲しがりません、勝つまでは。

 大東亜の歴史、ここに極まれり。




#リリック #詩 #大東亜 #日本 #小説 #短編小説

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