現代における『相続』の課題とは?-相続税申告システムTASKIをリリースするにあたって-
2022年3月1日、弊社は相続税申告システムTASKIをリリースしました!!過去にnoteでも何度かご紹介させて頂きましたが、皆様の応援のおかげで無事にリリースすることができました。ありがとうございました!✨
今回のリリースにあたって、開発に至った背景やTASKIで何が解決できるのか、現代の相続の課題にも絡めてお話したいと思います!ぜひこちらの記事を読んで、我々のTASKIへの想いを少しでも知っていただけたら嬉しいです!
◇相続税申告システムTASKIはこちら➡️ https://taski.co.jp
◇運営会社サイト"TASKIで相続税申告"はこちら➡️ https://blog.taski.co.jp
日本の高齢化の進行と「高齢者×テクノロジー」市場の台頭
現在、日本の高齢化率は世界1位です。65歳以上の人口は令和2年10月時点で3,619万人となり、高齢化率は28.8%となっています。
このような近年急速に進行している高齢化で急拡大しているのが、「高齢化×テクノロジー」を指した『Age Tech(エイジテック)』です。
その中でも弊社は、高齢化によって2017年に134万人だった死亡者数が、2024年には167万人と大幅に増加している事実に着目しました。
そのため、終活・相続関連サービスの今後益々のニーズ拡大が予想されることをふまえ、終活・相続のテクノロジー化に焦点を当てました。
現代における終活・相続の課題とは?
現代における"終活""相続"の課題には何があるのでしょうか?
「誰にどのようにどうやって相談したらいいか分からない…」
「法律や税金の仕組みが難しい…」
「相続手続きは忙しい現役世代や高齢遺族にとっては煩雑で難しい…」
「日本では『死』を連想させる相続の話はタブーなため話しずらい…」
ざっと挙げるとこのようなところでしょうか。終活・相続は、全員がいつか必ず起こり得ることであるにもかかわらず、このようなたくさんの課題があります。
これらの課題をテクノロジーの力で解決すべく、TASKIの開発が始まりました。
《相続×DX》の可能性
相続×DXの実現により達成されることは、
低コスト化
ペーパレス化
AIによる自動化
などがあります。AgeTechとして、高齢者へのITサービスの市場規模としての潜在可能性は非常に大きく、高齢者層の増加に伴いさらなる市場の拡大が予想できます。
ただし、相続・終活分野は高齢世代に利用者が多い事実や、従来から人的な問題も絡んでくるため、ネット事業への参入障壁が高いことが課題としてありました。
そんな中で全てをIT化してしまうと、高齢者にとっては導入のハードルが高く敬遠されてしまう可能性があり、反対に伝統的手法のまま専門家に全てを頼ってしまうと、時間・コスト・距離・労力といった様々な相続関連の問題をいつまで経っても解決出来ません。
そこでTASKIでは必要以上に何でもIT化するのではなく、可能な部分については最大限システムを活用し、終活・相続ならではの人的な部分の課題には税理士等の専門家による徹底したサポートを受けられる体制を構築しました。
TASKIが解決できること
現在、年間約15万件の相続税申告が行われており、そのうち約86%の方が税理士に申告を依頼されています。
その中でも税務面、法務面の高度な知識が求められ、専門家によるサポートが必要な申告手続は、今後も税理士が対応していくことが望ましいです。
ですが一方で、より簡易的な申告手続については、Webアプリケーションやガイダンス、専門家による簡易的なサポートを活用すれば、ユーザー自身で進めることができるのではないかと考えております。
そこでTASKIは、相続税申告をご自身で進めていただけるよう長年の経験をもとに相続専門税理士が作成した詳細なガイダンスを提供し、
また相続専門税理士への無料相談や作成した申告書の税理士によるチェックなど、専門家のサポートも同時に受けられるシステムを構築しました。
これにより、TASKIは今後も相続、終活の分野でITサービス×専門家によるサポートで課題を解決していきます。