ブラック企業で働いてた話④

睡眠は思考力を奪う。寝るのは非常に大事。

前回から、忙しくて時間が経ちました。

記事が進むたびに暗い話になってきますが、最後はハッピーエンドなのでご安心を(笑)

しかし、今回が多分一番暗い話なので、ご注意を…


前回は、パワハラ軍曹のD先輩にシバかれて、ストレスを追っていくことになる話を書いていきましたが、

新卒で働いていた時の会社では、人が壊れていく要因がこれ以外にあと2つ以下のようなことがありました。

 ①「すべては生徒のため」という合言葉をもとにした、サービス残業

② 先輩からの指導という名の恐ろしい無茶ぶり

この二つで僕がどのように壊れたかをお話ししていきましょう…


①「すべては生徒のため」という合言葉をもとにした、サービス残業

随分前に書いた気がしますが、僕が新卒で入社した会社は専門学校を運営する学校法人でした。


ここでは、「生徒のため」に行われることが最優先です。

まぁ、それがお金の発生源なので当たり前なのですが…


というわけで、基本的に全員がクラス担任を担当させられている、職員は生徒が帰る、19時-20時くらいまで帰れません。

それどころか、様々な問題を起こしたりする生徒の対応で、生徒全員が帰宅するまではまともに講義など以外の仕事ができません(笑)


というわけで、例えば

・テストの採点

・生徒向けの求人票の整理

・資料請求をした高校生への電話でのオープンキャンパスアポイント

・戸締りと見回り

・AO入試の合格者への賞状の作成と発送

などなど、「これって本来違う部署があったりするのでは?」という山積みのよくわからん業務を処理するのは、19時が20時以降となります。


これを処理しながら…

・急に先輩に呼び出されてキレられたり

・この後、記載する無茶ぶりをさせられたり

・休憩と称して、急に一発芸を強要される虚無な時間があったり

すると、基本的には退勤は、平均1時-2時。

遅いと4時くらいになっていくのでした…


ちなみに、入社の時に聞かされていた定時は18時でしたが、D先輩の教え通り、殆どの時間がサービス残業でした(笑)


② 先輩からの指導という名の恐ろしい無茶ぶり

さて、これ以外にさらにつらかったのは、

先輩方からの「指導」という名の無茶ぶりでした。


当時は、就職課の担当にも配属をされていて、そこのチームの先輩方に業務を振られていたわけですが…

ここの先輩方(D先輩含む)の無茶ぶりがひどい。

例であげると…

・就職イベントの1企画の進行を入社して2か月の人間に説明なしに任せる。

・説明、引継ぎなしで高校訪問をさせられ、必死にこなすも、

その後にボロクソに詰められる。

などなど…


入社前に「OJTはしっかりしています!」と聞いていたはずが、

「OJTとは??」という状況でしたね。


さて、この中で一番ひどかったのは、

「就活イベントの新企画を考えろ」というもの。


これは、入社3か月目くらいでいきなり言われたもの。

普通、「1年であるイベントをすべて経験してから企画するものじゃないの?」と思ったのですが、4人くらいの先輩に囲まれて3時間くらい詰められた挙句にやることになりました。


よくわからないなか、就職サイトのイベントなど、休みの日に調べまくって、案を出すも全部没。

「じゃあ、どのようなものがいいんですか?」

「今までの先輩方は新卒の時、どんなことを考えたんですか??」

と質問するも、そもそも今のリーダーの思い付きで今年から始まったことだそうで、「そんなもん自分で考えろ!」とキレられる始末…


コレと、パワハラ、そして長時間労働で、思考力がどんどん落ちていき、ある二つの出来事で僕は退職することになりました。


睡眠不足のダメージは結構でかい

そんなこんなで、

・自分が何をやっているのか、わからない精神状態

・平均の睡眠時間が2-3時間

という極限時間が続くと人間はおかしくなっていきます。


多分、おかしかった事はいっぱいあったはずですが…

・電車に飛び込もうとして、駅員さんに制止された

・駅でぶっ倒れてたのが発見された

というのが印象的ですかね。


一個目は、珍しく早い電車で帰れる日に電車を待ってた時、

ふと「今、ここに飛び込んだら、明日休みになるのでは?」と考えたときには身体が動いてたようで、気が付いたら駅員さんに止められてました…

僕が今生きてるのは、本当にあの駅員さんのおかげです。


そんなわけで、精神がボロボロでも、普通に朝はやってきて、ほぼゾンビみたいな状態で働き続けたある日

気が付けば、駅構内で倒れて病院で目覚めていました。

原因は寝不足。

これを会社に報告して、「まぁ、大丈夫なら明日からきて」といわれたとき、「俺は何をやってんだ」と辞めるのを決意して、心療内科に診断書をもらいに行きました。


そんなわけで、睡眠不足とストレス過多で、ぶっ壊れた僕は、

この後、1年半くらい虚無な人生を送り、今の職場にたどりつきます。

ちなみに1年半のフリーター時代が一番ホワイトな環境で、今は結構ブラックです。

でも、この時代よりも人生は楽しくて、毎日を元気に生きています!


その理由として、多分いまはハッピーエンドな話は、また次回。


※ちなみに、②-④までに書かれた内容が大部分で当てはまる人は、多分ブラック企業勤めだと思います。

新卒で入って「何かおかしい」と思った人は、辞めることも考えた方が良いと思います。マジで…



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