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DX人材に必要なソフトスキル・報連相



2004年の本なので
現代とはかなり社会情勢がちがうのを前置きしておくが
ITエンジニアはどんな技術を磨くべきか
信頼するエンジニアの方が

これを読んでおけばどうにかなると言ってたので読んでみた

この本の時代はまだメールが主流
口頭の相談、お礼の手紙を書くような時代だ
今どき、メールが主流の職場は少ないだろう
(たまにあるけど)
なので、読んでて違和感があるかもしれないけど

サラッと大切なことが書いてるので
仕事の超基本である報連相に立ち戻りたい人は読んでみてほしい



この本でしっくり来なかった人は
一番伝わる説明の順番
とセットにして読むといい

一番伝わる説明の順番
の方は現代的です。

報連相の目的とは何か


報連相の目的はなんでしょうか
相手に何らかの伝えたいことがあり
報連相は「手段」です

その目的は何か
そして自分はどうしたいかを振り返る

報連相の深度


報連相で何かを伝えるのですから
まず行うことは
・事実を伝える
・その意味(目的)を伝える
・そして目的の共有化


報連相はただ事実を伝えるだけでなく
その結論としてどこまで持ってきたいかを考えます

第1章でかなり大切なことを伝えてるので
読み流さずにここは真剣に聞いて欲しい

報連相とはこちらからのアクションだが
報連相して何かの目的を成し遂げるならば
傾聴力が必要になる


そもそも相手の話を聞けないような人が
自分の言い分や相談事に乗ってもらえるだろうか


いや、その報連相の相手が
上司だとしたら部下の面倒を見るのは上司の責務であるからして当然だと思う

が、上司も人間であるから
なんとなく苦手とか嫌いとか思ってる部下の相談や報告は積極的になれない
避けてしまうかもしれない

上司の不甲斐なさを責めても仕方がない
変えられるのは自分だけだ
自分を変えて報連相を聞いてもらえる関係になるか
あるいは、バッサリ異動なり転職してしまおう

そしてまず自分が変わる第1歩は
傾聴力を磨くこと

第2に
相手によって説明の仕方を変えること

説明には様々な型がある


どんな説明の仕方が相手に刺さるかは
その人によるとしか言えない

結論から話さないと怒り出す人もいるし
ストーリーで話して結論に落とさないと聞いてくれない人もいるし
口頭説明は許されず、紙で印刷したものか
はたまたメールでないと受け取らないかもしれない
タスク管理ツールでないと返事がなかったり
何か付箋をつけないとダメかもしれない

報連相の型は会社で統一してくれてたほうが楽だ
そうすればルールさえ覚えればいいのだから
でもそうなってない場合

なんとまぁ面倒だけれど
相手によって型を変えなきゃいけない

どう努力してもうまく報連相が
出来ない人はこちらを読むといい

キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけなんだ

この本が意識して出来れば
なんとか社会人はやっていけるし
AIに補助してもらいながら仕事すればよい

質の良い報告とは


あなたの会社の運営スタイルが
進捗会議方式ならば
ゼロから学べる! ファシリテーション超技術

を読むと報告の仕方は分かる

基本に立ち返って
何を伝えたいのか自分の中でよく整理するしかない

時間は限られている
だから出来る限り、情報は事前に整理し
一体自分が何に迷ってて相談したいか
自分に問いかける必要がある

その相談をする為に伝えるべき事前情報の
事実は何なのか

そして相談した相手は何を考えていそうか想像しておいたほうがいい

主体的な人間になる


世の中にはかなりタスク分解をして
細かい粒度の情報にして渡さないと仕事が出来ない人はいる
それはそうゆう特性があるか、
経験不足からくるもの

自分がどこの立ち位置に行きたいかによるけれど、それなりに志があるのならば
主体的な人間にならなけらばならない

主体的に考えれば
自ずと報告力は上がるだろう

連絡


なんらかの事情で伝書鳩の役割を担う時がたまにあるだろう

現代ではあらゆる便利なデジタルツールがあるので、あまり伝書鳩をするシーンはないと思われるが
ごく稀にそんな時はやってくる

「○○さんに××と伝えといて」なんて言われる時がある
いや自分で伝えろや、なんのためのチャットツールなのだ
と思う時もあるが、仕方ない時もある

そうなると
その連絡は何のためにあるのか
そして情報の抜け漏れはないか
その連絡を受けた人はどう思うか
そこまで想像する必要がある

相談でプロジェクトを推進する


相談にもレベルがあって
ブレストレベルで雑談をすることもあるし
もう少し固まって推進することもある

その中で少しずつ
自分の志を周囲に伝播させていく
報連相で必ず文化は変えていける

他人を変えることはできない
自分を変えることも難しい
社内の空気を変えるなんてもっと難しい
でも、少しずつ変化をもたらすことができる
押し付けるのでなく
一緒に周囲と悩む「相談」という手段をとるのだ

トランスフォーメーションは
社内変革である

参考書籍一覧

報・連・相の技術がみるみる上達する!


一番伝わる説明の順番


キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけなんだ


ゼロから学べる! ファシリテーション超技術


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