見出し画像

子どもに「表出」してもらうことの大切さ【ことばの育ちに注目して】

 こんにちは,umenoです.

 子どもに「なんでそんなことするの?」など聞くと黙ってしまうことはありませんか.その原因は様々です.そのため,お子さん毎の分析が必要になります.ただ,大人が一方的にならず,お子さんからの表出を待つということは必要になります.今回は分析の方法を含め,「表出」してもらうことの大切さについて話したいと思います.親御さん,教育や療育関係者の皆様になって少しでも参考になれば幸いです.


①まずはお子さんの分析をする


 私のnoteでは度々書いていますが,何よりも優先すべきはお子さんの分析です.なぜ黙ってしまうのか?を考えます.まず「ことばの育ち」に注目してください.ことばが育っていないと,そもそも感情面,人の関係性など目に見えない物事の言語表現は難しいです.

②なぜ?は難しい質問


 「なぜ?」はかなりオープンな質問です.「○○と△△はどちらがいい?」といったクローズドなものよりも答えにくいことがわかります.自分で言葉を選んで組み立てる作業が必要なので,この点でもことばの育ちが重要です.一般的な発達過程においても,最後の方に答えられるようになるものでもあります.

③ことばの育ち以外にも原因はある


 多いのは「緊張」です.対人緊張などが高いと,いつも答えられるものも答えられないといったことが起きます.こういった場合は答えられるような雰囲気づくり,関係性づくりが大切になります.

④対応の色々


 まずはクローズドで質問してみることも良いと思います.また,緊張しないように遊びながら聴いたりなども有効なことも多いです.そして,日々ことばを育てるようなかかわりを進めることが大切かと考えています.また,子どものペースに合わせて待ってあげることも大切です.

④まとめ


 上記のこと以外にも原因は色々とあります.しかし,どのような場合においてもまずお子さんの分析が大切なことは変わりありません.親御さんだけでは原因がわからない場合は,園や学校の先生から情報を集め,一緒に原因を探ってみてください.

本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?