藤の花

桜が過ぎると、藤の花の季節である。
スカイツリーを背景に、亀戸天神社では藤の花がもうすぐ満開である。

亀戸天神社は、藤まつりの季節。
このご時世ではあるが、かなり多くの参拝客が訪れていた。
きっと平時だと、とんでもない参拝客の数だったように思う。

藤の花は、アニメ「鬼滅の刃」で鬼避け、鬼退治のアイテムとして知られている。人気キャラクターの胡蝶しのぶが、藤の毒で鬼を倒すシーンもあるぐらいだ。

なので、悪霊や疫病退散に思いを馳せる方も居たことだろう。

亀戸天神社にある藤の花は五十株ほどであるが、存在感があり、とてもきれいに咲いていた。
そして、甘くて存在感のある藤の香りが境内に漂っていた。

今年は暖かくなるのが早かったので、日本全国、藤の花が咲くのが例年よりも早いらしい。今日も実際に強風で藤の花が飛び散る場面もあったので、今年は早めに足を運んだほうが良いだろう。

実は今朝、明治神宮や別の神社に行く予定をしていたのだが、「そう言えば」と思い立ち、亀戸に行くことになったのだ。

私自身、天満宮にご縁があるのは、不思議だなっていつも感じている。
この話はまた別途するが、今日は亀戸天神社に行けて心から良かったと思う。

藤の花の話に戻るが、桜みたいにどこでもある花ではなく、たくさんの株が集まって周囲に甘い香りを漂わせ、存在感を見せてくれる。
それが藤の花である。

今日は藤の花を間近で見て、帰ってからも藤の花の甘い香りを思い出す。
とても素敵な時間となりました。

自然と戯れることで、心安らぐ時間を作るのはとても大切。
密を避けつつ、上手に季節の花と一緒に過ごす時間を作ることを心から願う。