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雨宿り

さよならは別れの言葉じゃなくて
再び会うまでの遠い約束
(来生たかお 夢の途中)

さよならを言われたら、もう会えないのかも知れない。
会えない事の方が多いかも知れない。
でも、心の中でサヨナラした人は生きている。

「一つの事が終われば、次に向かえば良い」
そう言う人もいるけれど、なかなか行けるものでもない。

でも、無情にも時は流れる。

僕だって、今でも思い出すことがある。
最後のシーンだったり、たくさん話をした事だったり。
その人が喜んだ事だったり。

ただ、時間は待ってくれない。

その人に会う確率を探すよりも、自分が幸せになる確率の方が高い。
思い出に浸っている時には見えない現実。
それはとてもシビアだ。

前を向いて歩くために、立ち止まって考える事はとても大切。
心を癒すこともとても大切。
でもいつか、歩き出す時がやって来る。

不安でも、中途半端でも、痛くても。
決して万全と言えない状態でも歩く必要があるのが人生だ。
難しい判断かも知れないけど、最後は自分で決めなきゃいけない。

雨宿りは必要だけど、いつまでも雨宿りは出来ないのと同じ。いつか日が差すのだから。

何とかなる。そう信じて歩いて行こう。

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