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足を引っ張るよりも大切なこと
世の中には、人の足を引っ張る人は多い。
その理由の一つとして、「みんな平等の精神」があって、これが理由で「出る杭は打たれる」と言う考えに繋がって、「出る杭を引っ込めよう」というする考えに結びついているのではないか?
そう私は考えるのだ。
「足を引っ張る」とは、他人の成功や物事の進行を、意図的に妨害すること、とある。
本当に書いているだけで腹の立つ意味である。
でも世の中には、人の足を引っ張って、それを楽しむ人がいるのも事実。
人の失敗を笑い、物事の進行を妨げる。
そんな人は世の中に居て欲しくないけど、そのような人がゼロにはならないのが社会と言うものだ。そう諦念を持っておくしかない。
じゃあ、相手に対して同じ形で返すのか?
と言うと違う。
相手の話に自分が憤りを感じて、相手の土俵に立つのはよろしくない。
相手の土俵に立つと、相手の思う壺だ。
土俵の近くから、手応えのない相手と思わせるように声をかけるのが一番である。
具体的にかける言葉は簡単である。
ありがとう。
良かったね。
楽しそうね。
これだけで良い。
以前、プロ野球のダルビッシュ選手が呟いていたのを今でも覚えている。
誹謗中傷する人に効く言葉3選。
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) May 23, 2020
・おめでとうございます。
・それは良かったです。
・あなたが幸せそうで私も幸せです。
基本的に相手の文に関係なく上の3つをランダムに使い続けるだけでクソリプマンたちはいなくなります。
大事なのは相手がAIだと思い、自分もAIになりきること。
お使いください。
久しぶりに引用して読み返したら、私とほぼ同じ形だった。相変わらず、見事な返し方である。
そして、この使い方の解説があるのも忘れてはいけないので貼っておく。
それは、相手はAIなので、自分もAIになりきると言う考え方である。
AIに自動で返信してもらえればいいんじゃね?みたいなのがちらほらありましたがおススメしません。
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) May 24, 2020
・本人とコミュニケーションが取れている
・その上で殴るが感触が全くない
・こいつに何言ってもダメ、こいつ大丈夫か?と思わせる
ことが大事です。
機械だと逆効果だと思います。
こうすれば、嫌な相手も面白くないから自分には声をかけてこなくなるのだ。
それでも、残念ながら世の中には足を引っ張る人は後を絶たない。
もし、そんな人と会った場合にどうすれば良いのか?
さっきの方法のように、対策をきちんと頭に叩き込んでおいて、いざという時に返すのだ。
そして、心に留めるべきことがある。
理想は相手を反面教師にすることだ。
こんな人になりたくないし、こんな人になってはいけないと、自分自身に心がけるのだ。
そうは言うものの、現実的には「目には目を歯には歯を」の精神で同じ形にしてやろうとする気持ちが勝り、同じ形で返したくなる時もある。
例えば、ゲームの世界だったり勝負の世界だと、「同じ仕返しをして勝つ」と言う形が勝利に近づく場合もあるから、同じ形で返して勝ってやろうと考えるのだ。
もちろん、そういう手段を選ぶこと自体、私は否定はしない。
でも人とのおつきあいは、スマートにするもの。
相手を敬う気持ちがなければ、人間関係もうまく行かない。
もし、自分が足を引っ張られた場合、どのような気持ちになるかを考えてみて欲しい。
自分がされて嬉しくないことを、同じように返すのは如何なものか。
相手に合わせて、次元の低い争いをする必要ないのだ。
本当に必要なのは、自分がやってもらったら嬉しいなと感じることを、行動や態度に示していくようにすることだ。
そうすることで、人間関係もうまく行くようになる。
もし、相手に「心」が感じられなかったりするのであれば、お付き合いを考え直せば良い。
仕事上、嫌でもお付き合いを続ける場面もある。そのような場合には、こういう人にはなりたくないと反面教師にしてしまおう。
「幸せなら手をたたこう」って言う有名な歌にも出てくるじゃないですか。
幸せなら態度で示そうよ、って。
だからと言って、意地になって自分が足を引っ張る態度で示す必要はないのだ。
「粋な大人になるように」と言うのは、父が私によく言ってた言葉である。
まだまだ私も粋ではないし、足りない部分は多々ある。
(粋であることについて考えたお話。今年一番スキが着いたnoteだったりします)
でも、少しでも粋になれたらいいな、態度に出せたらいいな。
そのような志を忘れずに歩いていきたい。
人の足を引っ張らないよう、自分のできる範囲で、少しずつ少しずつ、相手を褒めてあげるように、心地よくできるようになれたらいいな。
そんなことを考えた雨の長月の夜。
明日こそ、天気も心も晴れますように。
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