才能型と努力型の占い師さんを比較する
カードリーディング(※1)で活躍する占い師さんはたくさんいらっしゃいますが、「占い師」を名乗るまでの学び方は、本当に人それぞれ。
大きく分けるとするならば、2つあります。
それは、才能型の方と努力型の方。
今回は、それぞれどんなタイプの人で、どんな特徴があるのかを、書いていきます。
占い師さんと言う括りは大きいですが、今回は主に「カードリーディングをする占い師さん」と言う形で絞って書いてみます。
この話は、相談者側としても占い師側として、知っておいて損はない話なので、それぞれの観点で書いていきます。
まず相談者側にとってこの話を知っておくと良いことは、占い師選びの参考になることです。
占い師さんのバックボーンを知ることで、スピリチュアル寄りなのか、純粋にカードを読むタイプなのかがわかる事で、当たる確率を測ったり自分に合う占い師さんかどうかの判断がしやすくなることが挙げられます。
また、占い師さんとしてのメリットは、気になる人がどういうタイプの占い師さんかを知ることで、学びたい方や仲良くなりたい方の判断基準にすることができます。
このように、どちらの立場でもメリットを享受できるので、占い師さんが才能型なのか、あるいは努力型なのかを知ると良いのです。
ここからは、それぞれのタイプについての特徴を書いていきます。
1.才能型
まず、才能型の占い師さんの話。
才能型の占い師さんは、持って生まれたスピリチュアルな能力を持ち合わせている方で、その能力を存分に発揮して占いをされている方がこのタイプに当てはまります。
例えば、タロットカードやルノルマンカード、その他のカードリーディングをした場合に、特にカードの意味をしっかり覚えなくてもある程度カードが読めてしまうのです。
だから、占いを覚えるスピードは早いのです。
努力型の占い師さんが嫉妬するぐらいに。
そして、当たる確率としては努力型の人よりも当たるように思います。
実際に、私が占い師さんとして「この人凄いな」と思った多くの方は才能型の方でした。
但し、弱点もあります。
それは、スランプが続くと長引くこと。
自分のスキルがうまく働いている時には問題ないのですが、うまく働かない時にはカードが読めなく場合があります。
スランプに陥った場合にきちんと回避策を考えておかないと、たちまち手詰まりになってしまうのです。
そして、自分のスキルそのままを人に教えるのが難しいので、自分のやり方を使って他の占い師さんを育てるのには向いていない場合が往々にしてあります。
相談者からすると、このタイプの占い師さんを選んで当たれば、努力型の占い師さんと比べると面白いように当たりますが、外れる場合もあります。
また、同じような相談をしたい場合に、才能型の占い師さんだと別の視点で結果をもたらしてくれる場合があります。
別の占い師さんを探す選ぶ場合には、このタイプの占い師さんを選ぶのが良いと私は考えます。
次は努力型の占い師さんの話です。
2.努力型
一方で努力型タイプの占い師さんは、占いに興味を持って学ばれている方が多いです。
占い師さんとして花が開くまでは、才能型の方に比べると正直時間は掛かります。
でも、きちんとした学びでコツコツとカードの意味を覚えているので、基礎体力をつけています。
よって、時間が経てば占い師さんとしての成果は必ず発揮できます。
占いを始めてまだ間もない場合は、コツコツと学び、経験を積むのが大切。焦りたい気持ちもわかりますがね。
努力型の占い師さんは、総じてきちんとした「型」を学んでいるので、たとえスランプになっても、学びを思い出すことで、そこまでカードを読み違うことはなかったりします。
あとは、学びをたくさんされる傾向が強いです。
これは私も素直に尊敬する部分です。
但し、気を付けるべき点もあります。それは、学びをし過ぎて占いの沼にはまりやすいのが努力型のタイプの占い師さん。
きちんと「学びの取捨選択」をすることが大事です。
相談者としては、きちんとした型で読む方が多いので、ある意味安心して任せることが出来るかと思います。
但し、努力型で学ばれてた占い師さんから別の方に変えたい場合に、次も努力型の占い師さんを選ぶと、同じような読み方をされる場合があります。
ですので、占い師を別の方に変えたい場合のポイントとしては、同じ努力型のタイプよりも才能型の占い師さんを選ぶ方が違った学びが得られる確率が高くなると思います。
3.才能型と努力型の見分け方
占い師を選ぶ側からすると、この占い師さんが才能型なのか、努力型なのか、見分けがつかないと思います。
見分ける判断材料を書きます。
まずは、プロフィールです。
プロフィールで「興味を持って」の入りの方は、努力型のタイプが多いですし、「天の声を聴いて」なんかの方は、まさしく才能型のタイプ。
簡単に見分けるのは、こんな形で良いと思います。
次に、占い師さんに、占いをはじめたきっかけを聴くこと。
ここできちんと話をしてくれない占い師さんの場合は、非常識な占い師さんですので、お客様側としては別段切っても良いです。
この話の中で、スピリチュアルな話が出てきたら「才能型」のタイプの占い師さんです。
霊能師かも知れませんが、いったん占い師さんの話にしているから、占い師さんにしておきます。
「学校で学んだ」とか「教えて貰って出来るようになった」の話が出てくると、努力型の占い師さんです。
最後に、気になる占い師さんの占いのメニューを見ること。
占いの相談内容を見て、その方のタイプを判断してみて下さい。
例えば、「前世」とか「先祖の声」とかの話になってくると、どう考えても才能型、スピリチュアルなスキルを使われる方です。
逆に努力型タイプの占い師さんは、そんな話をメニューには書きません。
概ね、こんな形で占い師さんのタイプを判断すれば良いのかなと思います。
4.私の話
私の話をすると、どう考えても才能型です。
カードの意味をあまり理解していない状態で、いつの間にかカードを読めるようになってました。
占いを始めたての頃に、一通り読んで、カードの意味を後で確認したら「あ、合ってるわ」の連発だったのです。
だから、努力型の占い師さんには疎まれやすいですし、理解をされないことが多いのです。
ところが、こんな才能型の私がスランプを機会に、きちんと一枚一枚、カードを学ぶことにしました。
そうすることで、カードを読む好不調の波が明らかに小さくなったのです。
ですので、占いの基本をきちんと学ぶ。
これが大事だと身を持って知っているのです。
占い師さんって本当によく学んでいる方が多いなという印象を受けます。
自分に合った学びを見つけて、知識を血肉にしていくことの大切さを私は感じています。
5.私の占いの師匠のお話
最後に、私の占いの師匠(お師匠)の話を書いておきます。
お師匠「才能型の占い師さんはな、ええ時はええよ。でも、あかんようになったら坂を転げるようにあかんようになる。昔のあんたみたいに」
たろ「私のスランプを予測していたんですね・・・」
お師匠「そら昔のあんた、勉強してへんのんわかるわな」
たろ「心をえぐらないで・・・」
お師匠「まあ、あんたはともかくとして、努力して学ぶ占い師さんも落とし穴があるんよ」
たろ「そうなんですか?」
お師匠「勉強し過ぎて、あっちこっち手を出して、自分の型を忘れることや。今までやったことの延長線上で学びをせんと、おかしくなる」
たろ「なるほど、それは言えてます」
お師匠「冒険はせなあかん。でもな、冒険し過ぎて自分の型を忘れたらあかんで。型を守りつつも学ぶ。そういうこっちゃ!」
学びを続けないと、占い師としてスキルが枯れてしまいます。
でも、学びの方向はきちんと見据える必要があると話して下さいました。
占い師さんとしては、方向を見失わず、スキルを磨いていけるように。
相談者さんとしては、良い占い師さんに出会えるように。
この話が、少しでも参考になれば嬉しいです。
おまけ。
以前私が書いた、占い師の選び方の話はこちら。
今回の話はこの続きのような気がしてきたので、後で追加すると思います。
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