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Why am I in Tehran,Iran?🇮🇷

noteのアカウント作成して4ヶ月。

奇しくもそれは、待ち望んでいた海外赴任の内示をいただいた日だった。たしか、4月下旬だっただろうか。まさに、今の会社に理由、ある意味一つの目標・夢が叶った日だ。

いつ書こう、いつ書こうと悩み続け、ようやく書き始めることができた。場所は、日本ではない。中東の大国・イランだ。この国はいい意味にでも悪い意味での世界中から注目されている重要な国。noteのアカウントを作った理由はまた後で述べることとして、

1. ”イラン”と聞いてどのようなイメージを持つ?

赴任国が決まり、早速家族、友達、お世話になっている方々に伝えた。伝えた後に相手から第一声で帰ってきたのは、やはり予想どおりの言葉。

・「怖い」

・「危なそう」

・「治安悪そう」

・「死ぬなよ」(※いやいや冗談でもねえ)

例えるなら10人いたら10人全員が、僕に言ってきた。
ニュースの影響からか、このようなイメージが浸透していた。確かに僕自信も赴任国を告げられた時、頭の中を一瞬、ほんの一瞬だが、同じような思いが横切った。
コロナ禍の中、正直無事に行けるかすら不安だった。搭乗するフライトも数回変更になり、出発数日前には、急遽入国にPCR検査の陰性証明書を持参しないと入国できないとの不確定情報もあり、検査も受診した(もちろん、結果は「陰性」。汗)。

日本にいた方が安全なのでないか。そんな思いに駆られながら、私はイランに来た。入社最初の配属先で、中国、アメリカ、ペルー、ドイツに二回、フィンランド、そしてベトナムに海外出張の機会をいただいたが、中東地域には行った事がなかった。だから、ある時から海外勤務の配置希望に僕は”訪れたことのない地域”、アフリカ地域と中東地域と書いていた。(内心、アフリカに行く頭になってたのはここだけの話)

2. 実際に”イラン”に来てみて思ったこと。

この国に来て、先月29日で1ヶ月が過ぎた。

Salam!(サラーム!)※人々がすれ違ったりする時によく使う挨拶言葉。この国で生活する上で、この言葉を聞かない日はない。

アンテナが広い人の中には、イランのコロナ事情についてもご存知の方もいるだろう。1日あたり2,500名の新規感染者と同時に、1日あたり200名を超える方がこのウイルスで命を落としている。
日本と比べてもかなり深刻だ。なお、これはあくまでプレスリリースの情報なので、実際問題でどのくらいのリアルな人数なのかは不明だ。

話を戻して、1ヶ月経過した今、実際に僕自身が1ヶ月しか経ってないが、イランに住んだイメージを書き起こしてみると以下のとおりだ。

・治安は問題ない、むしろ良い(一人でも街中を歩ける)

・物価が安すぎる(実に日本の3分の1以下程度)

・湿度が低く、カラッとしており東京よりかなり過ごしやすい(日中の気温は30度前後で湿度は20%前後)。ちなみにここに来てから”雨”と言うものを見た事がない。

・親切な人が多い(あまり知られていないが、実は歴史上親日国。街中には昔日本に出稼ぎに行ってた等の理由から日本語ができる人もいるくらい。)

・スーパーなど、この国で揃わないものはない。デパートもあり充実してる。一番驚いたのは、米国のApple製品を販売する店舗、NIKEショップまであった。(米国の経済制裁の件があるのにもかかわらず、なぜ米国製品がイランにあるのだろう?この謎は未だに僕の頭の中に生き続けている。)

これは、ニュースでも、外国をテーマにしたドキュメンタリー番組等でも取り上げられることはないだろう。まさに現地に実際に足を伸ばし、”実際に感じてきた人のみぞ知る確かな事実”だ。

3. 私がnoteアカウントを作成した理由

最後に、冒頭で触れた、私がnoteアカウントを作成した理由、

それは、アウトプットの一貫で特に”日本人が持つイランという国のイメージを変えたい”のが大きい。昨年だが、「アウトプット大全」という本(リンクは以下)を読んだ。

ここには人間が以下に「インプット」>「アウトプット」になっているのかが詳しく書かれている。長い文章を読むのが苦手な方は以下の要約サイトのリンクを貼るのでサラッと読んだいただきたい。

ある時期から”未来”を見据えながら”今”を生きてきた自分からすれば、ある意味確認の作業でもあり、とてもいい本だった。残念ながら今回のイラン赴任には持ってきてないが、一時帰国で日本に帰ったときに持って帰ってきたいと思ってる。

この国は、核問題や、米国との経済制裁など常に多くの問題を抱えている国。しかしながら、いろいろな場所にあるモスク、伝統工芸品ペルシャ絨毯など歴史的、伝統的な観点から魅力や可能性を持っている国だと確信しているからこそ、私はこれからも時間があれば積極的に発信していきたい。

そして、私のnoteを読んだ方で、一人でも多くの方に、イランに対する良いイメージを持っていただきたいし、いずれは、今後、旅行でこの国を訪れる日本人が現れて欲しい。それこそが僕がこの国のためにできる最大級の恩返しにもなると信じている。

Thank you for reading! 

Shotaro.S

 #海外  #海外勤務  #海外駐在  #中東  #イラン  #アウトプット 

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