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~総括⑨太郎が狙う?【奇跡的な戦略】

選挙は冷静に分析すれば「かなりのことが事前に分かる」から、そこから【確実に勝てる戦略①】、【実現可能性ある戦略②】が導き出せる。
今回は、「より難しい、準備が必要?偶然に任せる?...戦略」です。

<ターゲット戦略3:異常な関心度で投票率激増>

これは非常にレア、数少ないケースです。
代表例が沖縄県知事選(2018)玉城デニーの勝利です。

・自民から2割:無党派層:7割:野党層:9割

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見た目が「石垣のり子」戦略2と似てますね~。

9・7・2戦略
・自民支持層から1-2割
・無党派層から7割
・野党支持層から9割
 確かに戦略2と同じようなもんですね。

例2 那覇市長選挙(2014)
*「翁長市長が退職、沖縄県知事選挙」と同日選挙

2014那覇市長選

そして、この城間さんが2期目継続を問うたのがコチラ↓

上記のデニー知事選の21日後に行われた那覇市長選(現職として圧勝)

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<無党派層の割合が4割超、高い投票率が肝!>

戦略2と一番の違いは「無党派層のボリューム」ですね。
ということで投票率の推移を調べるとこんな感じです(沖縄都知事選)。

沖縄知事選

*出典:沖縄県

仮に無党派が多く選挙に来た結果41%になった場合(左)と、無党派がそれほど投票せず全体の25%程度()になった場合でシュミレーションした結果がコチラ。無党派以外は按分処理済み(構成比は維持し総合計を合わせる)

  要は無党派が41%なら8ポイント差で勝てたものが、
 無党派が少なければ負けてしまうっていうことですね。

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ただし、もちろん、これは「無党派層向けにアピールが成功した場合」で、「無条件で投票率が上がれば野党が勝てる」ほど甘いものじゃありませんが...。

ーー

沖縄の状況はやはり特殊で「オール沖縄」が原因だろうけれど、「琉球新報など地元メディアの影響」、「基地問題、度重なる米兵による暴行事件などなど」「沖縄の苦しみとアイデンティティ」...背景がいろいろあり過ぎます。

どちらにしても
高い投票率になるには、それなりの理由がある。

まず今思うこととして

新聞やニュースなどのメディアがきちんと扱う
◉「難しい政策」じゃなく「シンプルな選択」
◉有権者が共有する地域課題

とりあえず、これを記したいと思います。


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