「Y=C+I+G+(X-M)」の限界を知る。
いろいろとお金について書いてきた。 自称「反緊縮派」の僕。
独学で経済や財政について学んでいる。
Y=C+I+G+(Y-M)
GDP=民間消費+民間投資+政府支出+(輸出ー輸入)
このマクロ経済の基本式に何の疑いもない。
だからシンプルに「Gを増やせばいいじゃん!」と思ってきた。
内閣府の経済社会総合研究所に「短期経済マクロモデル」というのがあって
そこでいろんな試算をしている結果がこれ。
ナント
=公共事業を今年だけGDP1%でやったらGDPがどのくらい増える?=
初年 +1.07% つまり1%投資分よりほんの少しだけリターンが多くなった
2年目 +0.05% もう初年度の投資の意味ほぼナッシング!?
ついには
3年目 -0.22% えっえっーーーーー!? マジで!??
3年目には「逆にマイナスになっちゃう」って。
しかも規模は毎年大きくなってる訳だし
「トータルで初年の投資しないほうがよかった」っていう結論だよね。
** データはコチラ-(4)P37,38- **
「これは自分が想定してなかった」と無知の知を実感。
これらを理解した上で意見が異なる人にはぜひ教えてほしいなぁと思う。
異なる意見の人に『「Y=C+I+G+(Y-M)」を教えてあげようか?』的な
相手の無知を決めつける気持ちを戒めよう。
ただ、これらを当然理解した人が反緊縮にもいっぱいいるから、彼らからも引き続き教えてもらおう。 そして、理解を深めよう。
ドラゴンボールで「新たな強敵キタァーー」的な気分。
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