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【ヤバいの見つけた。】アベノミクスは最初から終わってた(H23経済白書)②

前記事からの続き。

要はアベノミクスが開始される前年H23年の経済財政白書で、アベノミクスが猛烈にダメ出しされてた話。

前提:
日銀は、下記のロジックをベースに「金融緩和が2%インフレを実現する」と説明をしてきた訳ですね。(リンク

アベノミクスflowp

でも①で述べた通りH23経済財政白書で「そりゃ無理ゲー」とご丁寧に、もっと大胆なマネーベース拡大したアメリカで意味なかったと国際比較も入れて三行半下してた...。 

さらに
(H23経済財政白書 1章2節 引用開始)"
マネーストックの伸び悩みは貸出の弱さが主因
 (略)経済全体への通貨供給量が伸び悩んでいる原因を探るため(略)マネーストックの増加率を要因分解してみよう。
 (略)要因を、
<1>金融機関から家計や企業に対する貸出の増減(貸出要因)
<2>通貨保有者のマネーストックから他の金融資産(国債や株式等)へのシフト(通貨保有主体内の資金シフト要因)
<3>政府の資金過不足(財政収支要因)
<4>海外部門の資金過不足(経常収支要因)
<5>金融部門の資金過不足、に分けて分析する(第1-2-16図)。

H23マネーストック要因分析

(略)過去10年程度の動向を見ると、2008年を例外として、貸出要因は恒常的にマネーストックの伸びを抑制する要因となっている。(略)
基調としては、貸出要因は常に経済全体の通貨供給量を減少させる方向に寄与してきたといえる。金融機関が貸出に慎重であっただけでなく、家計や企業が借入金の返済を進めた結果でもあった。"(引用終了)

金融機関がそもそも貸し出しに消極的だとデータで証明
つまり
金融緩和=金融機関にお金をガンガン提供しても意味ない 
 とガチ論破。 この担当者、今どうしてるかな。

(引用開始)"他方、
マネーストックの増加要因となっているのが、
政府の財政赤字拡大と経常収支黒字の増加である。
 ただし、寄与度で見ると、
圧倒的に財政赤字の拡大による資金需要増が大きい。
 財政赤字が拡大することによって、辛うじて経済全体の通貨供給量が増加していることになる。"(引用終了)

はい。繰り返しまーす。

財政拡大によって


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