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ガラス張り経営とは、アンケート結果もガラス張りをいう。

#コンヒラ #エンゲージメント #人事 #目標設定 #1on1 #見える化

当社は5月から下半期がスタートします。そのため、下半期の目標設定1on1面談の追い込み中です。

目標設定は、3年前に評価制度スタート時はトップダウンで設定する範囲がほとんどでしたが、3年たった今回は「コミュニケーションを厚くするための施策は必ず入れてください」という方針だけお伝えし、具体的目標設定は完全に各部門長と担当間で決めてもらいました。つまりほぼボトムアップで全員参画に近い形で決めてもらっています。

目標設定画面(1on1面談時使用)

また遅くなってしまったのですが、2021年11月に初めて行い、2022年10月に2回目を行った、社員エンゲージメントアンケート(匿名)の推移を朝礼で開示も行っています。これも、皆さんにエンゲージメントについて当社がどういう状態で、この1年でどう変わり、そして更にアップするために何をしたらよいかコミュニケーションの話題に取り入れてもらうことを期待して始めたことでした。(これは、ネッツトヨタ南国の横田相談役様の方法を自社なりに真似しました)

2期比較スクショ

エンゲージメントのアンケートはとても面白く、項目別にみると極端に低かったり、極端に高い項目がでてきます。特に極端に低い項目をグループ化すると傾向が見えてきます。課題と会社がやるべきことも仮説が立てやすくなります。今回コミュニケーションに関する目標設定を入れるようにお願いしたのも、このエンゲージメントの課題点の改善をおこなうためでもあります。

また、意図的に「入社3年未満か、3年以上か」だけ個人が特定できないようにアンケートに答えてもらって、2グループで比較もしてみましたが、これもまたとても面白い結果が出ました。それは入社3年未満の方たちが総じて、周囲の人にとても感謝しているという点です。これが突出して点が高くなりましたが、これはほとんどだれも気付いていなかった結果でした。なぜなら、この感謝の気持ちをほとんど口や態度に表していないため感謝されている側もあまり気づいていないからです。

そこで早速ですが「ありがとうを伝える匿名アンケート」を行うことにしました。最近多くの会社でサンクスカードなど名前をだしてカードを作る取り組みも流行っていますが、当社ではサンクスカードがあまりもらえない社員の気持ちも考え、匿名でかつアンケート結果から上位者に絞って表彰しようと考えています。(これは、ネッツトヨタ南国の横田相談役様の方法を自社なりに真似しました)

当社は特に2年前から「働きがい」について試行錯誤を始めたのですが「エンゲージメントの匿名アンケート」「アンケート結果が如何にネガティブであっても完全開示」「コメントのあった課題の部門長審議と現場参加企画」の3点セットで少しずつですが、雰囲気が変わってきたと感じています。

そしてその「雰囲気」を数値的に見える化する手段こそ「エンゲージメントの点数化」だと気づきました。「働きがい」は「定性的」といわれますが、数値化できると気づいたので「定量化」でき、結果「働きがいの見える化」につがなりました。数字で見えだすと、人は同じ基準で判断し始めるので、議論も同じ基準で話し始める(コミュニケーションし始める)と期待しています。

さて次回のアンケート結果が社員も含めて全員、楽しみになってきました(ハラハラも含めて)。

ガラス張り経営とは、アンケート結果もガラス張りをいう。byコンヒラsince1973

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