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コンビニでのモーニングコーヒーの販売方法

つくられたばかりの光が店内に注がれている。
早朝のコンビニエンスストア。
世の中が動き出す時間まではもう少し。
嵐の前の静けさって言うんだろうか。
来店のチャイムと同時に店の扉が開く。
ロングの髪。緩いウェーブ。
OL美女子の来店。
カウンターの前を通り過ぎる。
超いい香り。
本日の一番初めの接客は彼女か。
今日は良い日になりそうだ。
エスプレッソにたっぷりのミルクを入れた。
アイスカフェラテ。
ベッドルームに持っていくと氷の音で目を覚ました眠そうな彼女が子猫のようにこちらを見ている。
「ごめん。起こしちゃったね。おはよう」
ボクはカフェラテを彼女に差し出した。
コーヒーをレジに持ってきた彼女にたっぷりの愛を込めて言ったんだ。
その「おはよう」のつもりで。
今日の始まり。
一日を占う一人目の接客。
「おはようございます」
ベッドから起き上がってカフェラテをひと口飲んでから彼女は言った。
「ねぇ。なんか忘れてない?」
なんだろう?
ボクは少し考えてから、おはようのキスをする。
朝の歯磨きとリステリン。
朝のチュー準備OK。

「おーあんちゃん、便所かりていいかな?」
ボクのムードたっぷりの接客は、美女子の前に横から入ってきたオッサンによってさえぎられるのであった。

店長です。



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