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この歳でアウトプットしたいと思ったワケ

思いの丈をつらつらと…


おはようございます、こんにちは、こんばんは、tarokenです。
最近スクラムマスターをやってます。

今回なぜこのタイトルで投稿しようと思ったのか、そもそもこの歳(三十ウン歳になろうとしている)からなぜアウトプットしたいと思ったのか、思いの丈をぶちまけていこうと思います。

私は昨年まで地方のSIer(中小企業)でプレイングマネージャーをしていました。

元々私は全く外の世界(自分の存在できる社会範囲以外)に出ることはありませんでした。ましてやこのような媒体で自分の思いを綴るなんて考えたこともありませんでした。誰が見てるんだ?誰がこんな文章気にしてるんだ?みたいな感覚で、どうせアウトプットしたところで自分なんて大した価値がない、どうせ地方のしがないサラリーマンだし、大都市圏のエンジニアにかなう訳が無い。アウトプットして非難されるのも嫌だし。ということを本当に思っていました。

この感覚は転職を機に一気に逆転することになります。

少し転職の理由というか、経緯を書きたいと思います。2010年〜2019年の間、私は受託ソフトウェア開発の分野で働いてきて、ウォーターフォール開発というか受託請負のソフトウェア開発に限界を感じていました。受託開発が減る、というよりは、受託開発を顧客に提案しても戦う相手が同じ受託開発会社ではなく、安価で使いやすいSaaSを相手に戦う、という流れが2019年ごろから地方でも見受けられるようになりました(私自身も経験しました)。

あぁ、もし仮に資金が豊富で優秀なエンジニアが多く存在する大都市圏の会社に、地方企業がこれまでやってきたようなニッチな領域のソフトウェアサービスまでSaaS化されたら、もう地方のSIerは立ち行かなくなる、と思いました。同時に、まだこれから10年、20年と仕事をして食べていかなくてはならない我々世代にとって、このまま同じことを継続していくことは、緩やかな死を自ら選択していることと同義だと思いました。

そんな中、2019年に出会ったのがプロダクトマネジメントでした。このきっかけを与えて下さった前職の上司には感謝しています。プロダクトマネジメントに出会った私はそこから本やUdemy講座、カンファレンスを通じて、プロダクトマネジメントの重要性を知ることになりました。そして前職の会社にて、プロダクトマネジメントの重要性を経営層や営業部門、開発チームへ説明したり、自分自身で色々作ってチャレンジしましたが、その度にフィックストマインドセットや、中小企業の体力的な課題に阻まれ、3年くらい前に進むことができませんでした。そして昨年、環境を変えて新たなプロダクトを作ることにチャレンジしてみたい、と思うようになり、転職を考えるようになりました。

この転職活動は12年ずっと殻に閉じこもっていた自分を解き放つための試練だったと思っています。外の世界で自分はどんな価値があるのかと、考えさせられる転職活動でした。外資系も受けてみましたし、ベンチャーのエンジニア職も受けました。とあるカジュアル面談では「あなた本当にエンジニアとして食っていくつもりなの?この給料だととてもじゃないけど技術力不足しててエンジニアでは採用無理だよ。」と言われたりもしました。(でもこの方はとても優しくて、その後「あなたの経歴ならエンジニアリングマネージャーができるだろうし、そっちのが給料面も高いからそっちで応募しなよ」とアドバイスもくれました。そうなんだ、私自身にはこんな価値があるんだと気づくきっかけにもなりました。)

外資系の会社を受けたときは自分のこれまでの成果を定量的にエピソードトークとして面接で話す経験をしました。これは自分のこれまでの成果と何を軸に仕事をしてきたのか振り返り、自分の強い部分を再認識できる、特に良い経験になったと思います。

その後、ご縁あって弥生株式会社に参加し、とあるプロダクトチームでスクラムマスターをやっています。入った直後に上司から「好きにやってください」と言われたのでやってみたかったアジャイル開発を思い切りやってみました。アジャイル開発に触れ、失敗だらけな毎日です。でもチームメンバーや周りの仲間、上司に恵まれたと今でも思っています。そんな中、これまで自分がやってきたチームの変遷を客観的に振り返り、これってどうなんだ?と思うようになりました。

誰かにフィードバックもらいたい

でも社内にはさほど知見がない

そうだ、外で発表すればフィードバックもらえるんじゃない?

みたいな思考で、これまでの自分とは思えないほど、楽観的に外部登壇を思いつきました。この思考は転職で自分の価値を客観的に評価されたことが大きなマインドセットの変化になっていたと今でも思います。上司に話したらこれまたすぐOK。ここも私が外部登壇を躊躇しなかった要因でもありました。

https://speakerdeck.com/yayoi_dd/the-story-of-a-pm-who-realized-the-goodness-of-scrum-agile-development

https://speakerdeck.com/yayoi_dd/the-team-started-using-scrum-but-the-scrum-master-is-still-missing-something

そしてその後、チームはスクラムを始めました。私もスクラムマスターとして走り出しました。正式にアジャイルコーチもジョインし、思考の毎日です。

改めて、アウトプットしようと思ったワケ


私がこの歳でアウトプットしようと思ったのは二つあります(やっと)。

一つは「スクラムマスターにとって思考をアウトプットすること」は大事だと思ったからです。スクラムチームにはレトロスペクティブがありますが、スクラムマスターには振り返るイベントはありません。なら作ればいいかなって思ってます。このnoteはそんな場です。

もう一つは、私というスクラムマスターを知ってもらうための媒体にしたいと思っています。スクラムマスターはその活動や行動の成果がプロダクトや組織のKGIやKPIに直結し難いと考えています。だからこそ、私というスクラムマスターとはどんな存在なのか、どんな価値がありそうかを発信していきたいと思っています。

高尚なことを書くことはない(未熟者故そもそも書けない)と思うのと、結論がない思考の垂れ流しみたいな感じになるかもしれませんがご容赦くださいませ。


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