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中国語の勉強、大量の課題に負けそうになった時の考え方

以前、中国語を最短で身につけるための大切な要素として以下の3つがあるという記事を書きました。

①正しく効率的な勉強方法(勉強法)
②一定量の学習時間(時間)
③継続して勉強すること(継続)

私は単発の講座や、無料の学習相談(これは今もこちらで受付中です)でこれら3つについて丁寧に説明し、その後ご自身で学習を進めていく方も多くいらっしゃいます。

ただ、この3つの要素が揃えば確実に中国語力は身につくものの、それが言うほど簡単ではないところが問題ですよね。

特によく聞く悩みはこれ

こんな大量に勉強しないといけないとは…トライしたんですが、やってもやっても忘れていき、特に単語などは覚えても覚えても、翌日には完全に消えてるんですけど😭」

まあ、そうですよね、the courageでは「5時間以上単語に触れないと忘れますよ」と伝えているくらいなので、忘れることは仕方のないことです。

特に、単語はリスニングで苦労するパターンが多いです。中国語の単語は漢字は日本語と同じでも発音が別物すぎて「見たらわかるけど聞いたらサッパリわからない」というものが非常に多いからです。

ここでは、そんな大量のやるべきこと(課題)をクリアするためのコツを2つ紹介します。

1.スケジューリングの見直し

大量の課題を目の前にしたとき、なぜ辛くなるのかというと、その理由はスケジューリングにあったりします。

ちょっと以下のスケジュール例を見てみてください。
(1週間で300単語を覚えないといけない場合の例です。)

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これだと最初に覚えたものは完全に忘れてしまい、7日目にはきっと、必ず、絶対に「1〜100とか、もう忘却の彼方😭」となります。

じゃあどうすれば良いのかというとスケジュールの立て方を変えます。

①同じ単語暗記でも、大体最初の方は知ってる単語が多い
②時間をあけなければ、一度覚えたものの復習は初めて覚える時と比べて負荷が激減する

この2つの視点から、以下のように、前半に多くの負荷をかけ、毎日違う範囲をやるのではなく、積み上げ式の「復習&新規」というスケジュールにします。

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前半死ぬやん!

そう思うかもしれませんが、早い段階で1度覚えておくことで、その後の負荷が減ります。逆に、最初の負荷を減らし、かつその復習までの時間をあけてしまうと「忘れては思い出し、思い出しては忘れ」の恐怖のスパイラスに陥ります。前半は多少「死ぬやん!」くらいがかえって現実的です。

2.範囲を思い切って絞る

スケジューリングを見直してみても、それでも無理だ〜〜〜!ということもあります。そんな時にやってみてほしいことが、思い切って範囲を絞ることです。

「やらないといけない量が決まっているのに、範囲を絞ってしまったら目標達成できないじゃないですか!」

そうですそうです、それはそうなんですが、かといってイタズラに量を求めて「できないできない」となっていては意味がないので、一度確実に覚えられそうというレベルまで範囲を絞ってみてください。

先ほどの例であれば、300単語は無理だけど、半分の150単語ならいけそうだから、思い切って半分を完璧に覚えることにする、という感じです。

これにも目的があります。

それは、小さな範囲で成功体験を積むということです。

あまりに大量の宿題・課題と向き合うと、どうしても無理だ〜、となってしまい、そもそもどこに問題があるのか、何を変えたら良いのかなどの冷静な分析ができなくなってしまいます。

そこで、一度範囲を絞り、細かい範囲をこなすことで、「なるほど、自分の暗記のプロセスはこうなってるんだな」ということが認識できると、その範囲を広げるためにどう工夫をしていこうか、という考えにシフトすることができます。

範囲を絞るというのは目標から遠ざかるようで怖いのですが、中長期的に見ると、大量の宿題の前に何もできない状態が続くよりもずっと近道になるので、単に方法を変えてみるというつもりでトライしてみてください。

特に、中国語コーチングのように、短期で大量の宿題をこなす必要がある中で困っている方の助けになれば幸いです。

3.最後のおまけ

さて、ここまで大量の課題と向き合うコツについて紹介をしましたが、改めて単語の覚え方としては、とにかく音読を繰り返すことにつきます。

理想の状態は「音→イメージ」ですが、そこに到るまでの勉強の過程としては「音→ピンイン→漢字→意味→イメージ」となるので、その間にある「→ピンイン→漢字→意味→」を反復練習により徐々に薄くしていくというトレーニングです。

とても地道ですが、特に最初に学ぶ「我是日本人」(私は日本人です)などは繰り返したことですでに「音→イメージ」になっている方も多いのではないでしょうか?これができていれば、地道ですが、あとは範囲を広げていくだけです、一歩一歩の積み重ねしかないです。これが先ほどの範囲を絞って、その感覚を持って範囲を広げていく、にも繋がる考え方です。

遠くの目標を見ながら、目の前の一歩を丁寧に踏み込みましょう。

the courage(カレッジ)では初心者から確実に実力をつけることができる高品質な中国語コーチングを提供しています。学習相談は無料ですので、是非こちらから相談いただけると嬉しいです。


本気の人に選ばれる
高品質中国語コーチング the courage
代表コーチ 伊地知太郎


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