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中国語を英語と比較して学ぶメリット・デメリット

中国語コーチングスクールthe courage(カレッジ)は中国語だけでなく英語のコーチングも行なっているということもあり、受講生の中には、英語の学習経験があって、次は中国語にチャレンジしてみようという方も多くいます。

さて、そうなると中国語を学ぶ時に、英語と比較して学びたくなることが出てきます。「英語でいうところの〇〇ですな」だったり「英語の時は〇〇だったなあ」というやつです。

今回は、この英語と比較した学習のメリットとデメリットについて説明します。

中国語を英語と比較して学ぶメリット

英語学習の経験を応用する最大のメリットは、理解がしやすいということです。すでに日本語と異なる概念の言葉である英語を、外国語として学んでいるので、その知識を使って学ぶと中国語が理解しやすいことがあります。具体的な例を挙げてみます。

主語(S)+動詞(V)+目的語(O)の順番であることは英語と同じなので理解がしやすい。

「走」と「去」どちらも日本語にすると「行く」と訳されてしまうが、ニュアンスとして「走」は英語の「leave」と「去」は英語の「go」と考えると理解しやすい。

など、英語と比較することでスッキリと理解ができますね。

また、違う点についても、英語ではsheがherになったり、三単現のsがついたりと語形変化があるが、中国語にはそれが無い(なので語順が超重要!)というように、やはり理解を深める役に立ちます。

中国語を英語と比較して学ぶデメリット

メリットだけを見てるととにかく良いことばかりに感じますが、大きなデメリットは、中国語の初級がとても特殊であることを忘れてしまい混乱するということです。

英語の初級といっても、みんなdogもcatも知ってるし、My name is…なんてフレーズはほとんどの方が知っています。

でも中国語を学び始めたばかりの時は、「犬」も「猫」も知らないし、「私の名前は…」なんて絶対に言えないところから始まります。

なのに!

漢字は結構知ってるから見たらまあまあわかるという、超いびつな「初級」として始まります。

うかうかしてるとこの事実を忘れ、「見たらわかるのに聞くとわからない、自分はバカなんじゃあるまいか?ツラ」と思ったり、逆に「俺結構リーディングできるかも!」なんて思って学習を疎かにしたりしてしまいます。

また、英語や日本語には無い概念(「場所詞」など)があり、それをどうにか「英語で言う所のなんなんだろう」と考えると時間の無駄どころか、混乱しか生みません。

この辺はあくまでも違う言語を学んでいるということを忘れずに、新しい概念を学ぶ姿勢で取り組む必要があります。

まとめ

中国語を学ぶ際に英語と比較すること、メリットとデメリットがありますが、メリットはしっかりと享受し、デメリットはしっかりと把握しておくことが一番効率よく、精神的にも安定して学ぶことに繋がるので、改めて両方を認識いただけたら嬉しいです!

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伊地知 太郎



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