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夫婦は終わるが、父は辞めない

 いよいよネタに困りました。今回の投稿は、原稿のストックが消えたため、プライベートの切り売りです。こじつけるならば「仮想と現実の融合」の続きになります。

 「公タマ伝」の電子出版に向けた動きが、出版代行社の業務多忙により停滞しています。原稿を送付してから、1週間以上連絡がありません。多忙なため仕方ないです。

 一方、書籍化に向けて、他者の反応を知りたく「電子出版」用の原稿について、リアルな知人、何人かに送付しています。知人ですので「悪いコメントはしない」方が多いです。
 しかし「ノーリアクション」の方も多く「筆者の魂は、読者には響かない」という現実を実感しています。

「俺は面白いと思うけど、他人にはつまらない話」なのでしょう。

 さて、前振りが長くなりましたが、表題は

 15年以上前から、心の中で繰り返してきた言葉になります。

 当時、離婚調停をしていましたが、自分を支えるように
「夫婦は終わるが、父は辞めない。父親であり続けたい」
を心の中で繰り返していました。

 二人の娘のうち、今月、下の娘が20歳になります。とにかく嬉しいです。

 養育費は20歳の誕生月まで、と離婚協議書にありましたので、今月で、「養育者」としての役目を終えることになります。
 長い期間でしたし、負担と感じることもありましたが、期間満了にあたり、一抹の寂しさがあります。なお、一抹と入力しようとすると「いちばつ」と指が動くのは、何かの呪いでしょうか。

 下の娘は、大学2年生なので、養育費とは別に仕送りをしています。来月以降も仕送りは続きます。そういう意味では筆者の戦いはまだ終わりません(上の娘も大学にいる間は、養育費とは別に仕送りをしていました)
 その他にも、お小遣い、誕生日、入学金、入居費用とか、諸々の父的な役割を果たしてきたつもりです。この点についてだけは
『一度も逃げなかった男』
という「仮面ライダーアギト(映画)」に出てくる名台詞を体現したと自負しています。

 公務員ということで、安定収入と世間体があることから、養育費と仕送りを続けることが出来た。止めることができなかった、という部分もあります。
 ただ、自分で言うのも何ですが、根底には「父で居たい。父としての責任を果たしたい」という願いがありました。

 離婚協議に際し、養育費の金額については、相手に異を唱えず、希望を諾としました。私としては、毎月の面会権を確保することが大事でした。面会は月に3回、うち1回は宿泊を伴うものとする、という拘りの約束は、相手の都合により、一方的に反故にされましたが、まぁ、良いのです。
 転居先を知らされないまま転居されてしまう「手紙も送れない」という時期もありましたが、子どもたちが健やかに成長するのであれば、面会権等は些細なことです。

 親の離婚が子どもの成長に影を落とすという懸念もありましたが、二人とも思春期は乗り越えてくれたようです。苦労はしたと思いますので、贖罪の気持ちは持ち続けます。
 また、贅沢な思いをさせることができませんでした。
 さらに、2人とも奨学金を利用しているので、卒業してからも苦労は続くと思います。

 なお、父が「note」に投稿していることを2人に伝えてありますので、この原稿も含め、閲覧しているかもしれません。
 2人とも「スキ」は押してくれないです。フォローもしてないです。
 
 と、いうことで、非常に個人的な話ですが、養育費の満了直前にあたり、記念投稿でした。
 こう考えると、この時期に「公タマ伝」の製作に従事できた背景には、
「自立する娘たちに、父の仕事に対する想いを伝えたい」
という気持ちもあるのかもしれません。父として娘たちに伝えたい、「一つの解」が、これらの投稿なのかも知れません。

 娘たちにも、若い方々にも、幸せになって欲しいです。

 父としても、職場の先輩としても、中途半端な人間ですが、福島太郎の活動を通じて、何か一つでも伝えることができたら、嬉しいです。
 

 筆者は、市役所の職員としては、駄目な職員です。ただ、福島太郎の名を借りて、誰かに、何か良いものを伝えることができたとするならば、お読みいただける皆様のおかげです。
 スキやフォローをいただいた方々、書籍用原稿を読んでいただいた方々、そして、本日、初めてリアルな話題で『公タマ伝』について「楽しみにしてます」というコメントを寄せてくれた方、とても嬉しく、あらためて感謝申し上げます。

 皆さんのエールが筆者の力になります。筆者の力は、次の世代につなげていきます。
 公タマ伝は終わるが、福島太郎は辞めない

 そんなことを心に持ちながら投稿を続けます。 

サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。