見出し画像

公務員とは職業ではなく「生き方」です #仕事について話そう

 note公式さんの企画で、
『2023年12月25日(月)11:00〜2024年1月9日(火)10:59に、noteの連続投稿企画を開催します! 期間中に指定のお題に沿った記事を5本以上投稿した方には抽選で、noteのオリジナルグッズをプレゼントします』

 というものが展開されていますので、「連続投稿」はともかく、「お題5本」に挑戦したいと考えています。
 それでは、以下「仕事について話そう」の本文です。

 皆さんが「公務員」と聞いて、真っ先に思い浮かべる言葉は「安定」ではないでしょうか。もしかしたら「楽」とか「怠慢」とか「仕事をしない」というような言葉が先になるかもしれません。

 私は「安定収入」に魅力を感じて公務員という職業を選択しました。父が不安定な仕事をしていましたので、毎月確実に一定のお給料をいただけることが大きな魅力でした。

 最初に国家公務員として勤務して、念願の「安定収入」を得ましたが

「生まれ育った地元のために力を発揮したい」という地元意識が強くなり、地元の市役所に転職しました。

 希望どおりの転職に成功して地元に戻りましたが、今度は家族や親戚、地域の方など、周囲の方々から「求められるもの」が多くなり戸惑いました。

 専門領域だけの業務を行う国家公務員と異なりますので、役所の事業全般に対する意見や、「首長や他部署への不平不満」などを聞かされることに加え、普段の生活における「倫理感・公平性・地域貢献」など、高い見識と実践が求められることになりました。

 自分の性格や信条に関係なく、常に「公務員だから」「公務員のくせに」という前提で清廉潔白な生活を過ごさなければならないのです。

 具体的には、町内会、PTA、育成会などの役員を断れず、奉仕活動などの行事を欠席できません。赤い羽根や緑の羽、歳末助け合いなどの募金もノルマ的に参加させられます。

 職場だけではなく、私生活での近所との諍い、理不尽な話、民間事業者の雑なサービスなどに対する、日頃の態度・言葉使いも、丁寧に対応することが必要になります。

 これが日常生活はもとより、飲み会でも、遊びの場でも、同級生との関係でも、退職後にも一生ついて回ります。

 「飲み屋・パチンコ屋・雀荘」などで、たまたま隣に座っていた方が、翌日に職場の窓口に相談に来るなんてこともありますので、息抜きの場にも「行きにくい」との制約が生じるのです。
 もちろん「気にしない」「自分らしく生きる」という選択をしている方もいらっしゃいますが、実践することは難しい印象です。

 本稿をお読みの方には、「公務員になることは、安定を得ると同時に窮屈な人生に縛られる」こと、つまり「公務員という生き方になる」ことを覚悟いただくようお願いします。

 なお、この「窮屈な人生」については、業務内容や人事異動の範囲などを考えると、
国家公務員≦県職員≦市町村職員
になると考えています。
(本文ここまで)
と、いうことで、
#何を書いても最後は宣伝
 こういうお話から始まり、公務員の現場現実現状を赤裸々に書いた本が、こちらの「公務員のタマゴに伝えたい話」(略称:公タマ伝)です。

#仕事について話そう


この記事が参加している募集

この経験に学べ

仕事について話そう

サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。