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#わたしの寄付を語ろう

 こちらの企画に参加です。
 ここ数年を振り返り、少しだけ自分を誇らしく思えるとしたら
「kindle出版を行い、そのロイヤリティ(印税)を全額寄付する」
という仕組みを思いつき、実践しているということがあります。
 約3年半寄付を継続し、累計額は290,927円(noteのサポートも含みます)になりました。

 私より優秀な方は多く、素晴らしい書き手さんや、凄い仕事をしている方、ボランティアなどの地域貢献活動、多額の寄付をしている方もいると思います。私にはそんな能力も体力も資力もありませんので、ありふれた人間でもできる小さなことを実践しています。

 もともとkindle出版を始めた理由は
『自分の経験を通じて「若い公務員」の悩みを軽減するきっかけになれば嬉しい』
ということにありましたので、発刊前から「収益を目的としない」という気持ちがありましたが、amazonで販売しようとする場合、販売価格が「0円」ということが原則的にはできませんので、ロイヤリティが生まれる価格を設定しました。
 最初から寄付を目的とするような高い志は無かったのですが、Amazonさんからロイヤリティをいただく直前になり
「そうだ、これを地元のNPOに寄付しよう」
と思いつきました。そのNPOと特別な関係はありませんでしたが、
「シングルマザーとその子どもたちの支援」
をしている団体であることは以前から知っており、応援したいという気持ちは前から感じてました。

 それまでは寄付やボランティアなどの具体的な行動は起こしていませんでしたが、その理由の一つに
「内容と期間をどのように設定するか、悩ましい」という気持ちがありました。
 応援するからには続けたい、けど自分が続けることができるのか、行動・金額・期間をどうするか悩ましい気持ちでした。
 また、少し恥ずかしいですが、他人様の子どもより、自分の子どものために自分のお金や労力を使いたいという考えもありました。

 これらの課題を「ロイヤリティの寄付」という行動により解決することができました。
1 収益を目的としていない   → 全額寄付
2 NPOへの支援の金額と期間 → ロイヤリティが得られる金額と期間
3 自分の子どものため  → 本業の稼ぎは自分の子どものために使う

 このように考え、寄付することにより、想定外の効果もありました。
「寄付額を確保するために、執筆活動を続けよう」
というモチベーションが生まれたことです。
 
 Kindle出版をしたものの、何の実績も話題性も営業力もありませんので、数人の知人が読んだ後は、売り上げが激減することが想定されました。
 それを少しでも軽減するために、刊行する書籍の数を増やそうと考えたのです。
 そのため、「公務員のタマゴに伝えたい話」の後にも「公務員のタマゴに伝えたい話 第2集」、「元宮ワイナリー黎明奇譚」、「恋する旅人」など、kindle出版を続けていることになります。
 そして、これらのロイヤリティも全額寄付することを継続しています。
 もちろん「寄付のために」書籍を発行しているのではなく、
「書くことが楽しい」
ということが、kindle出版をしている一番の理由になります。

 楽しみながら、金銭的にも労力的にも、無理の無い範囲で寄付を続ける。

 この仕組みはなかなか良いものではないかと考えています。そして、できることなら、より多くの公務員の方が、同じような楽しみ方をして欲しいとも考えています。
 私のような人間ができることですから、意識や能力が高い優秀な方々なら、もっと凄い効果があると期待してしまうのです。

 なお、「公務員のタマゴに伝えたい話」の発刊から3年半が経過し、想定外のこともありました。大きな数ではありませんが、今でも「公務員のタマゴに伝えたい話」が読まれ続け、私の著作の中では一番の稼ぎ頭でいるということです。

 寄付額が確保できることを有難いと感謝するとともに、名もなき著者による本を手にするほど「悩める公務員のタマゴとヒヨコがいる」ということに、少しの不安と不満を抱いています。
 公務員の仕事が悩ましいなら、その柵(しがらみ)を越えた活動をしても良い、その前例がここにあるということが、いつか伝わって欲しいと考えています。

 また、この仕組みで気に入っていることは、「寄付の窓口」は私になっていますが、その原資は「不特定多数の方々」から寄せられていることです。
 Amazonさんのおかげで、日本だけではなく外国の方からも、ロイヤリティが寄せられています。

 寄付を活用していただいた子どもたちに、
「多くの方々が、君たちの未来を応援していたんだよ」
と、この寄付の仕組みのことがいつか伝わればなぁと考えています。

(本文ここまで)
 ほぼ2年前に書いた、この記事のリライトになります。この頃は4冊のkindle出版でした。

#何を書いても最後は宣伝
 現在は11冊のkindle出版をしています。ロイヤリティを寄附しているからこそ、モチベーションを保ちkindle出版を継続できていると感謝しています。



サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。