見出し画像

【ベンチプレス】怪我をしないためのコンディショニングと、肩の補助種目

はじめに 〜怪我の原因はフォームだけではない理由〜

ベンチプレスのフォーム編に引き続き「コンディショニング編」を紹介しています。

ここでの「コンディショニング」の定義は、
・ストレッチ(筋の柔軟性向上)
・モビリティーワーク(関節、筋の動きを付ける)
など「怪我をしないために体を動きやすくする方法」です。

ベンチプレスは様々な怪我がありますが、その原因を考えると
・脇が開いたから「肩を痛めた」
・お尻が上がったから「腰を痛めた」
・ボトムの位置がズレたから「手首を痛めた」
など「フォームが原因として怪我を分析」することが多いと思います。

それ自体に何も問題はなく「分析すること」はとても良いことだと思いますが、「怪我の原因をフォームだけのせい」にしている事も少なくありません。

「どういうこと?」かはっきり書くと、
そもそも怪我をしにくいフォームを作るための「体の柔軟性」や「体への理解」が足りていないことです。

特に当てはまりやすいのが、
「同じ怪我を何度も繰り返している」
「放置で治ったから、その後は何もしていない」
といった場合は要注意です。

では、どのように対処すれば良いかというと
・コンディショニングを整える
・怪我の原因を体の動きから知る

これらがとても重要になると考えています。

簡単な例を挙げると、
「巻き肩→胸が上手く張れない→肩の負担が大きくなり痛める」
の場合では、
「肩の負担がかからないフォーム」
ばかり探しても治る可能性は低い上、再発率も高くなります。

つまり「巻き肩→胸が上手く張れない」の根本原因を改善しない限り、「怪我の原因を理解せず苦しむ」ことになるので、そのためにコンディショニングが必要となります。

なので今回は
①トレーニング前に必ずストレッチを行う理由
②良いフォームを作るためのコンディショニング方法
(ストレッチ、モビリティーワークを合計50種類)

これらを中心に紹介していきます。

コンディショニングをトレーニング前に行ったり、お風呂上がりのケアとして行うことで「良いフォームを作るための土台」が完成し「フォーム以外が原因で起こる怪我」を大きく減らすことが可能になります。

騙されたと思って毎日続けてみてください。
コンディショニングは努力量に比例して効果が出るので、行動しないと何も変わりません。

では「トレーニング前に静的ストレッチを必ずやる理由」から見ていきましょう。

※「トレーニング前の静的ストレッチを必ずやる理由」の理論は、スクワットのコンディショニング編と同じ解説となりますので、読んだことのある方は目次から実践編へ飛んでください。

※実践編のストレッチ方法は、スクワット編と同一内容もあります。
内容詳細
「ストレッチ合計27種類のうち、スクワットと同一内容14種類」
「モビリティーワーク、補助種目23種類のうち、スクワットと同一内容10種類」
となります。

「被る」=「2つの種目において重要度が高い」ことを示していますので、ご購入前にご理解頂きますと幸いです。


スクワットのコンディショニング編はこちら


トレーニング前の静的ストレッチを必ずやる理由

『トレーニング前の静的ストレッチは「筋力が低下」するからやらないほうが良い』

おそらく、筋トレ前にストレッチを避ける理由第1位が「この理由」だと思います。

ここから先は

17,779字 / 99画像
この記事のみ ¥ 1,400

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?