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U-17トレーニング⚽️🇩🇪

読者の皆様、いつも私の投稿をお読みいただきありがとうございます。今回は前回に引き続き、ドイツのユース年代の練習内容について書いていきたいと思います。

前回は練習環境(練習頻度、選手人数、指導者の人数)について大まかに書きました。今回はもう少し掘り下げて説明できればと思います。本当は、動画なども踏まえて解説できればと思っていますが、現状厳しい状態なので文章での説明でご勘弁ください。

僕が現在練習を視察しているのはU-17のチームです。練習は火曜日と金曜日です。なぜこのカテゴリの練習を見ているのかというと、チームを指導しているメインコーチが上のレベルのUEFAライセンス欧州サッカー指導者資格)を持っているからです。正確に、どのレベルのライセンスを持っているかは聞き取れなかったのでまた確認しておきます。どうせドイツに来て指導を勉強するのであれば、資格を持っていないない人より持っている人から何か盗みとれたらと思いました。

練習は基本的に時間通り始まります。選手が集まりだすと必ずロンド(ボール回し、鳥かご)が始まります。ここで感じたのは、3対1や4対1ではなく5対2、6対2でダイレクトで取り組んでいることです。それに加えてパススピードは速く、ミスも多くしています。この習慣は染み付いたもののようで、ミスは多いものの皆インサイドキックを芯に当てるのが上手に感じます。長い時には20分以上続けています。

次のメニューではパス、ドリブル、ラダーなどの基礎の練習に取り組みます。ここで面白いと感じたのは、ただ身体を動かす内容のものはなく頭で考えながら取り組む内容のものがほとんどということ、ラダーを例に挙げると足ではステップを踏みながらボールを手に持って体の周りを回すなど少し意識しないと難しい内容のものがあります。聞いたり見ているしていると簡単に感じると思いますが、いざやってみると意外と難しい。

次は大体、ショートダッシュなどフィジカルトレーニングを挟みます。ここでもただ単に走るだけのトレーニングではなく鬼ごっこ要素を取り入れたりゲーム要素を取り入れたりととにかく頭で考え動く、楽しそうな練習が多く毎回違ったトレーニングです。

そしてシュート練習をしてミニゲームという流れで練習は終わりです。日本で育った私が感じた違いはとにかく選手たちが楽しそうにサッカーをしているということ、それを支えているのは指導者の人柄やメニューだと感じました。日本の17歳は高校やチームにもよりますが素走りや考えなくてもできるただただ繰り返しの練習、毎日同じメニューを繰り返すところも多いのではないかと思います。指導者も選手のプレーに対して否定的な声掛けは全く無く、むしろ楽しそうな声掛けをしてプラスアルファこうすれば良いよみたいな声掛けをしています。ドイツではサッカーを始める理由が遊びから入るので「サッカーの練習は楽しい」という根底がクラブチームの練習を作り上げているのではと感じました。

引き続き育成年代の練習について感じたことや特徴を書いていければと思います。練習の動画をなんとかお見せしたいと思い、Youtubeなど活用して練習風景を共有できればと今、試行錯誤しています。私自身のTwitterにも練習動画が上がっていますので是非ご覧ください。

今回も長く読んでいただきありがとうございました。また次回の投稿も読んで頂けるとありがたいです。

Twitter:TARO_soccer104



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