Cannes Lions事例メモ Direct部門篇 #49「Small Business Gets an Official Day」

Small Business Gets an Official Day

2012年direct部門グランプリ作品
Brand:American Express Open
Agency:CP+B

概要

背景・目的:アメリカでは11月の第4金曜日がブラックフライデー、その翌週月曜日がサイバーマンデーと呼ばれており、アメリカ全土の小売りが一斉に盛り上がる日。しかし「ユーザーの集中が大手の小売り企業に偏ってしまう」という課題があった。

アイデア:
・ブラックフライデーとサイバーマンデーに挟まれた土日を、中小企業のビジネス活性化に貢献する週末にする
・先着1万社に対し、100ドル分の広告スペース(Facebookアド)を無償提供
・カード会員に対しては、プログラムへの賛同を依頼。賛同してくれた先着10万名に、25ドル分のキャッシュバックを提供
・11/27~12/31までのあいだに参加企業でショッピングを行った際にキャッシュバック(還元)
・全米にこのプログラムを普及浸透させていくため、各地域コミュニティーへの草の根活動
・州知事や各地域のリーダーへ協力を求め、40名以上の知事や市長が協力と積極展開

効果:
・ブルームバーグNY市長が「中小企業こそ経済の根幹でありコミュニティの基盤」と会見
・オバマ大統領がハッシュタグ(#SmallBusinessSaturday)をつけてツイート
・270万人以上のFacebookいいね!獲得
・20万人以上のカード会員が賛同
・1億人以上のアメリカ人が、年末商戦の一環として中小企業でお買い物

感想

・商戦の中で利益が行き渡っていないところ・格差に目を向けている。企画の基本

抽象化

◎格差に目を向ける

参照


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?