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永遠の暗闇リトリート

こんにちは!魔タリカ779歳、魂のR指定、生活リズムの大変化に頭の中身を合わせるのに必死なイマココです!

先日は娘の出産で陣痛タイムをしばらく共にしたわけですが、すっかり忘れていた陣痛の痛みを思い出しました。お腹の中の天と地がひっくり返って、痛みで視界が揺らいで霞むような.... トドメは鼻からスイカってことでオオゴトです。女性ってやっぱりすごいわっっっっ 

そして、東京のお産がバカみたいに高いことに腰を抜かしそうになりました。赤子は自分の食い扶持をちゃんと持って生まれてくる、なんて言ってたのはもう昔のお伽話なんでしょうか?今じゃ出産費用も持って来ないといけないのであれば、迂闊に生まれても来れませんね。
国の少子化対策が間抜けにしか見えません。。。

そんなこの世的な問題も山積していますが、私は改めて子宮について想いを巡らせていました。
ちょっと話がぐるっと遠回りになりますが....

タオやチベットの修行では、星の光すらも全く入らない、上も下もわからないほど真っ暗な環境で過ごす「ダーク・リトリート」と言うのがあります。
一定期間、光が遮断された中で瞑想やプラクティスをすると、松果体が活性化して精神的な明晰さが増すと言われていますが、恐怖で精神のバランスを崩してしまう人もいるのだそうです。

松果体は光を感知する器官で、メラトニンというホルモンを分泌して睡眠と覚醒のサイクルを調整しています。
暗くなるとメラトニンの分泌が促されて眠くなり、光があると覚醒しますが、暗闇の中でメラトニンが最高潮に活性化される時、DMT(ジメチルトリプタミン)という物質が生成されるといわれています。
DMTは、アヤワスカなどに含まれる幻覚成分で、人間の脳内でも微量が生成されている可能性も取り沙汰されています。

………………… 続き

この幻覚体験が吉となるか凶となるかは事前にどのくらい精神的浄化が進んでいるかによります。恐ろしい目に遭って逃げ出すのか、異世界の存在の導きを受けたり、深い洞察や啓示を受けるのか。だからこの儀式には安全に場をホールドするためのよきガイドの存在と、事前準備としての瞑想や内省、肉体的浄化が不可欠なんです。

瞑想を始めると眠くなる〜という人の声をよく聞きますが、普通に目を閉じて静かに座っていれば、眠くなるのは当然のことですよね。いえ、私だって瞑想を始めたばかりの頃、気持ちよ〜く睡眠に入ってしまったものです。今だって体調によっては油断したら気持ちよく睡眠の方向へ行きかねません!
そんな経験から得た瞑想のHow to は、睡眠と覚醒の間にある細い小道をどちらかに一方に落ちるのではなく、右でも左でもなく、上でも下でもなく、注意深くその真ん中を歩いていく訓練だと思うようになりました。

瞑想中に目覚めていたいと思ったら、日常生活の中で、食事や睡眠をしっかりと管理するようになって、油で揚げたもの、肉、精製された砂糖や小麦など、消化の悪いものは自然と食べないようになって、心もカラダも楽に、軽くなってくるんですよね。結局は内臓に負担をかけるような生活から自然と遠のいていく、というわけなんです。
(そうは言ってもこの忙しい現代生活、完璧ではいられないことも白状しておきます!)

瞑想では外側の(肉体の)目を閉じて、内なる(精神、霊)の目を開きます。人は皆、生まれてくる前の9ヶ月間(日本では十月十日と数えますが)子宮の中でダークリトリートを済ませて生まれてくるのだそうです。魂が地球に適応できるよう準備しているのでしょうか。
3歳まではみんな天才だっていうんだから、胎内ダークリトリートの効果は3年間は有効なのかもしれません。
ほとんどの人は、生育段階で社会に適応していくように再調整(教育)されると、持って生まれた才能や恩寵(カリスマ)を忘れてしまうので、私たちは自分探しに躍起になるというわけですね。

それにしても、すでに開いて生まれてきた松果体を機能不全に陥れるようなこの現代の便利さ、文明、進化は、人間にとって本当に必要なことだと言えるのでしょうか?
もちろん私もそういうものに多くの恩恵を与っている身ではありますが、なければないなりには生きていけそうな気もします。

子宮は地球への誕生の準備をしながら「待つ」スペースです。
いつ来るとも知れないオーガズムや着床卵、そして誕生….。
暖かくて安全な子宮の向こう側に出ていくと、これからどんなことが起こるのか、全くわからないというのに全幅の信頼と共にこの世に誕生するって、すごく勇気のいることのように思います。だけど、誕生の時はきっと、天からの合図を感じて、ただ地球の胎動に呼吸を合わせていくだけで、他には何もいらないのかもしれません。それをするには、ただ子宮の暗闇でくつろいで、覚醒していることだけじゃないでしょうか。
そして生と死は、子宮の暗闇で分かち難く繋がっています。

「待つ」と言えば、シヴァ神が乗っている牛、ナンディのことを思い出します。ナンディはEternal waiting, '永遠に待つ'ことの象徴なのだそうです。いつやって来るとも知れないシヴァを待って、いつでもシヴァを乗せて歩き出せるように、ただじっと座っています。
眠っているのでもなく、シヴァが来るのを期待するでもなく、アクティブではなく、かといって受け身でもなく、ただじっと座って、自然が作り上げるこの世界の音に耳を澄ましているナンディは、瞑想の象徴。
卵巣は女性の中の極陽で、子宮は極陰のEternal waiting,永遠に待っている臓器で、女性の瞑想の場所です。


シヴァ神とナンディ

たとえ子宮がなかったとしても、肉体はそのテンプレートを保持しています。だからより一層大切に、丁寧に向き合わなければなりません。

そっと目を閉じて、肌を撫でる優しい風と一緒に呼吸をしながら、まるで樹木のように座れたら、その時私たちは地球とのワンネスを感じられます。
私たち人間は、地球の上に住む細菌のようなものだとか、足が生えた樹木だったとか、考える葦だったとか、新しい気づきがやってきます(笑)

最初のダークリトリートを済ませている私たちは全員、自分が何者だか知っていて、この世で何をするべきなのか、本当は知っているのだと思いませんか?無くしものを探す時間は楽しいものですが、内に入る時間は退屈です。
何もしないことに焦りすら感じるかもしれないけれど、人間に睡眠が必須なのと同じくらい、目を閉じて内なる暗闇に入る時間はきっと、魂にとって必須です。魂が本当の姿を現して、失った大事な記憶を囁きはじめるような時間だと思うのです。ブッダが言うように、開いた目に映るものの方が実は幻覚、幻なのかもしれません。
内なる目を開いた時、世界の真実が見えてきます。

Love ♡

Tarika





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