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生活のヨガ#3 思ったまま口にしない


言う前に「言うべきか」「慎むべきか」考える

ヨガの練習はポーズを取ることだけではありません。本来は心をきれいにする方法です。今回も生活に取り入れるヨガの教えを紹介します。
ポーズを取って体を丈夫にしたり、精神が落ち着くことはありますが、それはヨガの入り口のところです。実はヨガはもっと奥深いものなのです。

今回紹介するのは「思ったまま口にしない」こと。
当たり前のことだし日常生活でもよく耳にすることもあるのですが、これが意外と出来ないことが多いです。

思ったまま言葉を発して「あんなことを言わなければ良かった」「あんな言い方をしなければ良かった」と後悔したことはありませんか?
後悔したのにまた同じことを繰り返し、自分を傷つけたり、人を傷つけてしまう。状況が悪くなってしまうこともあります。

そうやって自覚出来ることもあれば、気づかずに誰かに嫌な思いさせたり、信頼を損ねていたり、迷惑をかけていることもあります。
言葉は一度言ってしまったら取り消せません(訂正は出来るけど、言ってしまった事実は残る)。

実践例

そこで今日から意識できるのが「思ったまま口にしない」。

言葉は毒にも薬にもなるわけで、言葉の影響力をよく考えて言葉を発するとお互いのためになります。誰も困らないのが一番良いですよね。
言うべきか言わないべきか。言うならどんな言い方をするべきなのか。
私の場合は発言する前に例えば以下のようなことを考えて、言うべきか慎むべきか判断しています。

・自分は気にならないけど相手がこの話題に触れたり、言い方をされたら嫌かもしれない

・自分が言おうとしていることが、今目の前の状況で話題にすべきなのか?(今その話や言葉を言わなくても良くない?と思うタイミングで言わない)

・発言することで相手のネガティブな部分や(相手のためにならない不必要な)欲望を煽ってしまうかどうか
→悪口を言わない、バカにしない、そういう発言に賛同しない

・発言することで自分のネガティブな部分や欲望を助長してしまわないか(自虐、卑下、自慢にならないかどうか)

・不毛なやりとりにならないか(ただの時間の無駄にならないか。お互いの時間を奪わないか考える)

言う場合はヨガの教えに沿って以下のことを意識して言い方を考えます。いっぱいあるけど、今思いつくのは以下のことです。

・相手の性格を観察して、言い方を考える
・出来ない約束をしない(責任が持てないことを言わない)
・不確かな事は言わない(他者を混乱させる・惑わせる・思わせぶりな言い方をしない)
・自分をよく見せようとしない
・悪口や暴言を吐かない
・嘘をつかない(自分の伝えたいことは言うけど、相手を傷つけないように言い方を考える)
→誘いを断る、相手に言いにくいことを言う状況など
・思っていないことを言わない
・不毛なやり取りにならないようにする(互いの時間を無駄にするのは、ヨガだと時間を盗むことに当てはまる)

言いたいのに慎むって最初は難しいかもしれませんね。
でも、やってみると後々「言わないで良かった(^^;)」と思う場面が結構あるんですよね。
言葉を発する前に考えることで、普段自分がいかに不必要に言葉を発しているかに気づくことが出来ます。それだけ無駄にエネルギーを使っています。

仕事のこと、好きな人を誘う、誰かの誘いを断る、仕事を辞める、お願いしにくいことを誰かに頼むとか、ここ大事だなと思う時は自分の発言をよく考えるかもしれません。
でも、いつでも意識してみます。書く時も同じ。
私も最初は忘れてしまったり、考えずにとっさに反応してしまうことが多かったですが、それも習慣なので変えることが出来ます。でも、今は自然に出来ている時間の方が長いです。

飯田市のヨガ教室 Tara Yoga


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