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健康になりたければ心を見直す



体と共に心も考える

健康を維持したい、不調を解消したいと思った時に、肉体のことは気にするけど心を気にする人は少ないです。

ヨガは直接的には健康を得るための方法ではありませんが、健康を考える場合は必ず心も含めて考えます。私達は体だけでなく心も持っているからです。自分が思っている以上に体と心は密接に関わり合っています。

体の健康を損なう原因は様々にありますが、例えば食べすぎ、飲みすぎ、喫煙、働きすぎ、運動しない、過活動による体への負担、休めていないという原因があったとします。

それらの原因に病院で治療を受けたり、食事に気をつけたり、禁煙する、運動するとかいろんな方法で対処することは思いつきます。

でも、そもそもそういった体に不自然さをもたらし負担をかける行動を繰り返し選択し、実行し、習慣にしているのは自分のこの心です。

だから、どうしてそういう行動をとってしまいたくなるのか?体に負担を与えてまでするその行為は人生に重要なのか?本当に必要な行動や習慣は何なのか?心にも注目して変えていこうと努力するのがヨガの対処の仕方です。

もし精神疲労によって体を壊したとしても同じです。誰かや環境が原因だったとしても、自分の身に起きたことを心がどう捉えているかが、体に影響を与えています。

ヨガでは心の中が体という外側にあらわれていると言います。どんな考えをして、どんな振る舞いをしているかが体に現れるのです。
怒り、執着、恐れなどの後ろ向きな考えも実は体を弱らせる原因です。
だから心を前向きな方向に立て直す力をつけていく、欲や執着で不純になった心を純化させていくことも大切で、実は健康であることに繋がっているのです。

体のヨガから心のヨガへ

体の不調が起こった時に自分の思考や行動の癖を見直し変えていくことも同時にしてくことが必要だと言いましたが、そのために出来ることがヨガの教えを守って生活することです。
ヨガのポーズと呼吸法がヨガの中心的な要素であり、ヨガの全てだと思われている事が多いですが、実はそうではないんですよね。

ヨガには日常生活を健全に送っていくために守るべき道徳的な教えや(それが自分自身や自分と周りとの調和をもたらす)、心の純化のスピードを速める教え、人生の意味を気づかせてくれる教えなど様々にありますが、本当はそれがヨガの中心の要素となります。

だから、例えばポーズと呼吸法は熱心に練習するけど、ヨガの教えを守らないでいるのでは不十分なのです。

ハタヨガ(ポーズや呼吸法をするヨガのこと)を練習して筋力や柔軟性が身についたり、体が丈夫だったとしても、例えば心が不満や不安でいっぱいだったら、お酒を飲まないといられない精神状態だとしたら。
それは、心身のバランスがおかしいし、真の健康とは言えません。

また、ポーズや呼吸法は習慣にしているけど、食べすぎたり、予定を詰め込んだり、働きすぎて疲弊していたり、またそのようにして心の余裕がなく誰かに八つ当たりしたり、素直になれず卑屈に考えてしまったり、飲まずにいられなかったら、それもヨガの実践としては不十分なのです。(多分自分で何かおかしい、どうにかしないとと気づいていると思うけど)

何をどんな風に食べれば心を良くしていくのかの教えもあるし、節度をわきまえましょう、誰かや何かを傷つけてはいけないとか、調和をもたらすエネルギーの使い方についての教えもあるし、良い考えを育てるための教えもあります。

心のヨガというのはそういう教えに基づいて生活することです。

このように文字で起こすと難しそうですが、人間として基本的な道徳的な教えが多いし、とてもシンプルです。
結構切り離している人が多いですけど、体だけ重視せずに体のヨガと心のヨガを両方行って欲しいなと思っています。

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