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仮面ライダーアギトを見終えて
仮面ライダーアギト観終わった。本当に良かった。
人間が人間ならざるものになってしまった悲劇を、どう乗越えていくかというテーマに感動せずにはいられなかった。
やはりこれが一つの神話なのだ。幾多の登場人物が現れて目まぐるしく消えて行き、巻起こる事件に翻弄されていく。神秘的な事象がどんどん取捨されていく現代において、突然理解しがたい試練に見舞われた人間がどのように反応し、どのようにその本性を表して
レッドホットの曽野村――仮面ライダー鎧武
レッドホットの曽野村という人間は影が薄いように見えて、実際には無視できない存在だ。
彼らは出番はわずかだが、どうしても特別な人間のヒロイックな活躍の物語である鎧武にあってむしろ見逃してはならない人間である。
初めて登場した時、彼は悪友と共にベルトを見せびらかして騒ぎあっている。もうこの時点で日陰者だし、成長する種子も宿ってはいないのだろうと思わされる。
少しして、ヘルヘイムの侵食と人間のイ
駆紋戒斗、強者――仮面ライダー鎧武
仮面ライダー鎧武を観終わった。
4クールに渡って一つずつの話が綿密に絡み合った作風は、大河ドラマにも似た感じがあった。
葛葉紘汰が主人公という扱いではあるが、誰もがキャラが立っており、記憶に残らない人間がいない。そして、どんどん大きくなって行く話のスケール。それが非常にゆっくり、着実に進んでいくのですぐその中へ引込まれる。
最後は、世界を終わらせるか、世界を守るか、という究極の選択の話にな
仮面ライダーWとファイナルファンタジー7の世界観
仮面ライダーWとファイナルファンタジー7の世界観はだいぶ似ている。
互いに発売/放送された時期が非常に離れてはいるが、似通っているので記したいと思う。
ファイナルファンタジー7ね、中学の頃つわはす(不祥事を起こして引退していたが、最近復活した)の実況を観てて夢中になってたんだ……最近になってリメイク作品ができたみたいだね。調べていないので、よく分からない。その時には特撮に対してさしたる興味関
仮面ライダー龍騎其二――城戸真司は浅倉を殺せたのか?
※RIDERTIME龍騎および、TVSP未試聴での感想になります。
『仮面ライダー龍騎』を通して、城戸真司は正義を貫く男として描かれている。
あらためて、城戸真司という男
真司は正義の矛盾に悩むことがない。ライダーバトルという異常事態においてそもそも自分の過失や亡くなった人について悩む暇がないのかもしれない。
真司は人を守ろうとした。しかし、そのために同じ人間を傷つけることに対しては強い
仮面ライダーディケイド――放浪の旅人、門矢士
久々に『仮面ライダーディケイド』の話をしようと思う。
ディケイドはしばしば番組の放送期間をずらすための繋ぎ、というメタな条件のために造られた存在だった。そして、ぶつ切りになってしまった結末も、脚本家が途中で降板してしまったからとか、本来作るはずだった劇場版映画がロケ地の確保が不可能になってしまったからとか、そういう裏の取れない話が絶えない。だが、そういう製作上の事情をあえて取り除いて語ると、
聖剣ソードライバーを貫く!
ゼロワンが終わって、いよいよ来月から仮面ライダーセイバーの放送開始だね! 抽選で当たった人たちに聖剣ソードライバーも続々届いているみたい。変身ベルトのレビュー動画を観るのも最近の趣味として定着してるんだ。
そんなわけで今回は変身ベルトについて話していきたい。ちなみに僕が初めて欲しいと思ったベルトはエボルドライバーでした。
セイバーを初めて見た時は、これがライダー……?(いつもの)という感想